カフェのなにやかや

よし、コーヒーはスペシャルティコーヒーということで見通しはついた。こんど正式にコーヒー豆の仕入れ先に契約しにいこう。あとはバリエーションの質をどうやって上げていくかをつめていけばいいだろう。ランチメニューもほぼ決まった。手作りパンとスープのセットにシャーベットかアイスクリームがついたランチを考えている。誰が作るかというと、うちのカミさん。このところほとんど毎日パンを焼いて練習中。焼きたての手作りパンはほんと美味い。パンこね機と電子発酵機を買った。今のところ自宅の家庭用オーブンで練習しているが、お店の内装ができるときに業務用のガスオーブンをいれる予定だ。一日に20個ぐらいしかつくらないけど、オーブンは何十万円もする本物だよ〜。スープは具沢山の日替わりメニュー。近頃はスープといってもいろんなものがある。カフェ豆ではやっぱり豆を中心にスープをつくる予定。レンズ豆やひよこ豆がおいしかった。他にも野菜や肉がごろごろ入ったボリュームのあるものも出すので、スープとパンとはいっても、けっこう充実したランチになるはずだ。これにデザートとコーヒーをつける。うまいぞ〜(笑)もちろんパンも日替わりで、数は少ないけどテイクアウトもできるようにするつもりだ。いま検討しているのはブレンダーの機種。エスプレッソベースのスムージーやスイーツをつくるのに必要な、いわゆるミキサーのこと。本格的なものはハミルトン・ビーチの30万円もしたりするけど、そこまで数をこなすわけではないからFMIのバーブレンダーにするつもり。

おそらくこれで十分だろう。肝心のエスプレッソマシーンはやはり最初に決めておいたエレクトラのMicro CASAのセミオートマシン。

これも内装ができてから搬入して、マシンに慣れていくことにする。もし儲かって余裕ができたらエレクトラの最高峰Bell Epoqueを入れたいなあ。ま、カフェで儲かろうとは思ってないけどね(笑)。夜のメニューは今度酒屋さんと相談しよう。コーヒー豆もそうだけど、やはりその道のプロの意見を聞くところからはじめようと思う。とはいっても品数は最小限にとどめることには変わりはない。そこで何を選ぶかを相談しよう。カフェ豆は居酒屋にはしたくないので食べ物も最小限にしたい。チーズやハムやサーモンにナッツ類を少しってところ。せいぜいそんなところで抑えとこうと思っている。まだ閉店時間は決めていない。オープン前になって、お店の最終的な雰囲気を見てから決めようとも思う。もしくは開店してしばらく様子を見てからでもいいかと。そのあたりはまだまだ見当がつかない。これまでいちばん検討の時間を割いているのが椅子の選択。やはりカフェの命は椅子だと思うのですよ。これが二転三転も四転五転もしている。まだまだ揺れ動くだろう。今のところ開業資金の2割を椅子につぎ込もうと思っている。で、とりあえずイームズのシェルチェアをふたつ買った。

来週の月曜日に事務所に届く。シェルチェアは安いのでどのように使うにせよ、あってもおかしくないと思ったからだ。ソファも革のサンプルを取り寄せたりして検討中。なんだかんだ言ってもイタリアの革はいい。でもミッドセンチュリーやブランドもので揃える気はない。全体のイメージに合ったいろんなかたちの椅子をいろんなところからかき集めようと思う。同じ椅子は3個はないようにするつもりだ。そのときの気分にあわせて座る楽しみができる。すでに事務所で使っているスタルクのカフェチェアももうひとつ買ってペアにしようと思う。他にもペアでスチールやら革やらのかっこいい椅子を探してまわるつもりだ。今のところ隻数は20。20坪に20席だからかなり贅沢な空間になる。
あとまだ検討の余地があるというか楽しみを残しているのが食器をどうやって調達するかだ。今考えているところではオリジナルのカフェ豆のロゴ入りカップと皿をつくろうと思う。それとグラスとカトラリーもこだわりたい。はじめはボダム社や柳宗理のシンプルなやつでいいかと思ったけど、いろいろ考えていくうちに、もっとトータルなイメージに合ったものがあるべきだと思うようになった。これももうしばらく試行錯誤していこうと思う。
それから内装に関しては建築家のdaiさんといろいろ検討中。やはり餅屋は餅屋っていうか、わがままの言える専門家の存在はほんとうにありがたくて心強い。daiさんこれからもよろしくね(笑)。
カフェ豆ミュージックNo.8はハービー・ハンコック

ザ・ピアノ

ザ・ピアノ

日本で録音された珍しいハービーのソロピアノ。静かに内面を漂う音は美しい。間違いなくジャズの巨人の一人だと思うし、これほど多様で深くて繊細でバランスのとれたミュージシャンはいないと思う。非の打ち所がないというのは、こういう人のことをいうんだろうね。