内装のこと

けっこう事務的なことは進んでいるし、ランチメニューの試作・研究も順調。お店の基本的なレイアウトもほぼ決まった。もうすぐ基本的な内装工事費の見積もりが出る。そこでまだいろいろと動いているのが、最終的な内装のイメージだ。基本的な構造は変わらないが、理想のイメージがどこまで商業的に通用するかで随分悩んでいる。理想と現実の狭間で揺れ動く日々といった感じ。最初は業務用の家具リストから椅子やテーブルを探していたのだけど、どうもしっくりこない。一度はすっきりとしたレイアウトができたが、そのできあがりを想像すると、思った以上に普通の、つまりどこにでもあるようなカフェにしか見えない。べつに奇をてらった店をつくるつもりはないけど、店のコンセプトはどこに行ったんだろうとさえ思えるほど凡庸に感じられてくる。これじゃいかんと思って、自分が最初に思い描いていた空間をもう一度思い出してみる。すると基本的に業務用家具を使うなんていう発想が間違いだということに気づく。そこでコルビジェイームズなんかのミッドセンチュリーに手を出す。するといかにもブランドに頼りましたって感じでみっともない。カッシーナも確かにいい。しかし椅子やテーブルひとつに30万円もかけられない。椅子20脚だけで600万円では話にならない。でもね、それくらいのクオリティーをお金をかけずに現実にするにはどうしたらいいかということで悩んでいる。するとまたいろいろとアイデアが出てくるもんだ。まだ具体的には話せないけど、方向性としては内装のクオリティアップが当面の課題だ。乞うご期待ってやつ。
カフェ豆ミュージックno.3はジョン・ダウランド

暗闇にひそむ歌?ジョン・ダウランドの世界

暗闇にひそむ歌?ジョン・ダウランドの世界

これをはじめて聴いたときはぶっ飛んだ。これのどこがクラッシックなんだろと思った。最初現代音楽かと思いきや、数百年の時をさらりとこえて、さらに西洋と東洋という距離も文化の違いもこえて、今という時代にきちんと寄り添っている。ここにひとつの究極のBGMのかたちがあると思う。