春ですよ〜

さて、めちゃくちゃ忙しかったデザインの仕事も…いよいよ佳境に入りはじめました。すでにヤバい状態を何度か通り越して、なんとかここまできましたが、おそらくこの一週間がおそろしいことになりそうです。なんだかんだ言ってもここまでのことは初めてかもしれません。もういっさい待ったなしの状況。…これでひとまわり大きくなれる……ならんでいい、大きくなんかならんでいい。
と、ツイッターのような出だし。まだ使い方がよくわからないツイッターですが、それでも面白い。そしてFACEBOOKも本気で使えるようにしようと思ってます。若い人ならなんなく使いこなせるんでしょうけど、はやり昭和のおじさんとしては、かなり気合いを入れなければついていけないようです(笑)。ま、いづれにせよ、今の忙しさが終わってからの話ですけどね。
とはいえ、カフェ豆のほうは、うちのカミさんと手伝いのユキちゃんとでなんとかいつものようにやってます。ランタンのときは忙しかったけど、それも今日まで。またカフェ豆にもゆったりした時間がもどってくるでしょう。みなさん、カフェの方は心配しないでどんどん来てくださいね〜。
 
店主だけが毎日昼も夜もなくいつ寝てるんだかわからないような生活のなかで、いつのまにか長崎も春がやってきているようです。雨のせいもあってか、湿ったなまあたたかい空気。この中途半端ななまあたたかさが、なにかしら足元をすくわれるような不安な気持ちを呼び起こすんです。春が来るのはうれしいんだけど、わけもなく寂しくもなる。深まる秋の人恋しさとはちがった、何か恐ろしいような、運命と向き合わなければならないような、そんな不安定な気持ちになりませんか?…なりませんね(笑)。
 
生きたい人生と、生きなければならない人生があります。できればそのふたつはできるだけ近い方がうれしい。今の時代は生きたい人生を生きることが幸せであるかのように思われがちですが、歴史をふりかええれば、ほとんどの人が「生きなければならない人生」を生きてきたわけで、それはそれですばらしかったりもするわけです。もちろん不当な権力に屈して消えていった命もいくらでもあるわけで。少なくとも「自分は何ものにも指図されることなく自由に生きています」みたいなことを言ってる若い人を見ると、おいおいお〜〜いって気持ちになります。あなたの自由って何なの?ってね。
 
ま、そんなこんなで、こんな歳になっても明日をも知れない毎日をおくっている52歳(笑)。好きでこんなことしてるんじゃないんですが、はたから見れば好き勝手なことして生きてるように見えるんでしょうね(笑)。

来月は長崎県美術館で展覧会をやります。14人のグループ展です。県民ギャラリー全室をつかって14人が作品を展示します。名前は「骰展」、「さいてん」と読みます。骰ってサイコロのサイなんです。もう10年以上も参加させていただいてます。前回は一昨年の今頃でしたから2年ぶりですね。参加者は毎回少しずつ変わります。今回も展示の日まで会ったこともない人もいます。グループ展なのに、完全に個展の集合展ということを徹底しているからです。作品もいろんなタイプでさまざまです
。いわゆる現代美術のようなものもあるし、伝統的な絵画形式のものもあるし、60年代のアバンギャルドみたいなものもあります。たぶん作家の平均年齢は60歳ぐらいじゃないかと思われますが、そんな先入観で会場に行くとぶったまげると思います(笑)。そして4月には福岡市美術館でもこの展覧会をやります。福岡の会場は長崎よりも少し狭いので、少々小振りな感じですが、それでも一人の壁面が10メートル以上はありますから見応え十分だと思います。福岡に近い方はそちらに是非。
ということで、お知らせしたいことはいっぱいあるんですが、仕事を優先させていただくということで、今日はこのへんで。