本のこと

カフェ豆ちゃんの新年の営業は1月6日からです。
今年もよろしくお願いいたします。

え〜、このあいだ52歳になりましたカフェ豆店主。ついにツイッターなるものを始めました。まんま「カフェ豆ちゃん」の名前です。このあたりのことはまるでチンプンカンプンなので、始めてはみたものの、何がなんやらわかりません。とりあえずよかったらフォローしてください(笑)。いつまで続くかわかりませんが、よろしくお願いします。はたして140文字以内という制限に耐えられるのかどうかがポイントです(笑)。


このごろは本屋さんへもなかなか行かなくなって、ただでさえ本を読まない私は、いよいよ本から遠ざかっております。先日なんか用があって本屋さんに行ったときに、「超訳 ニーチェの言葉」があいかわらず仰々しく平積みされていました。それもプレゼント用に化粧箱入りになって、クリスマスプレゼントに最適!みたいな(笑)。思わず「プッ」と吹き出してしまいました。でもああやって本屋さんが平積みにしてるくらいだから売れてるんでしょうね。ニーチェの言葉を断片的に小出しにして、もっともらしい自己啓発本に仕立てた文字数が少ないわりにページ数がやたら多くて厚い本。パラパラッとめくっただけで、読む以前に出版社の魂胆があまりにも見え透いていて情けなくります。お手軽自己啓発本とわりきって読むならまあいいかとは思いますけど(私は読みませんが)、なんだかなあ。たしかに今の時代に「ニーチェ」という音の響きは魅力的なんだろうなあと思います。これがゲーテじゃありきたりだし、かといってドストエフスキープルーストハイデガーじゃ重すぎる。ニーチェという響きはなんとなくカッコよさげなんでしょうね。そしてここに載ってるニーチェの言葉は元気いっぱいなんですワ(笑)。太宰治みたいなイメージで読んだら松岡修造だった…みたいなね(笑)。頑張れっオレ!的な(笑)。私はニーチェをはまって読んだことがないですが、そもそもニーチェ自己啓発本みたいなことのために命を削って書くわけないでしょう。売れるんだったら何だってやる出版社なのかなあ。だいたい自己啓発っていうコーナーに置いてある本はかなり怪しいものが多いように思います。確かに中には稀にすばらしいものもあります。見つけるのが大変ですが(笑)。

カフェ豆の本棚にはそこそこ本を並べています。分野で言えばかなり偏っています。そのほとんどが私の個人的な好みの本です。だから分野で言うと、美術、哲学、心理学、宗教関係が多いです。あとデザイン、写真、呼吸法、音楽…小説は村上春樹の昔の小説。これらの本は店内で自由に読んでいただいていいものです。今年は手塚治虫大友克洋いがらしみきおのコミックも置いちゃおうかなと思ってます。私はアニメ世代ではないので、まんがもせいぜいこのあたりまでです(笑)。
そうそう、まんがといえば、これまで2回カフェ豆でまんが展を開催している岡野雄一さん。いつもフリーライブで活躍中ですが、ことしの3月は三回目の個展を開催予定です。今回は完全に新作ばかり。そしてマンガ本も出版予定です。お楽しみに!
 

しばらくは毎日お知らせさせていただきます(笑)。
坂本龍一ピアノソロコンサートのパブリックビューイングは1月9日(日)午後4:00〜と午後8:00からの2ステージ。それぞれ30分前のリハーサルから放映します。カフェ豆会場ではプロジェクターによる大画面とCDと同じ品位の高音質でお楽しみいただけます。入場無料です。カフェメニューのオーダーもできます。この日はカフェ豆ちゃんでSKMTS(スクムツッ)デーをお楽しみください。またカフェ豆会場だけ、坂本龍一さんのFREEPETSについての特別メッセージも放映予定、お楽しみに!
 
坂本龍一USTPVまであと5日
http://skmtsocial.com/pv/411
 
お正月に、あらためて映画「インセプション」のDVDを観ました。自宅のテレビで。以前映画館で観たのですが、ストーリーがよくわからないまま進んでいく内容だったので、もう一度わかって観たかったからです。やっぱり二度観てもおもしろかったです。ストーリーもさることながら、特撮がすごいです。このあいだテレビも42インチに買い替えたので迫力あります。これなら映画館行かなくてもいいんじゃないかって(笑)。で、内容的には「マトリックス」と似た路線なので、今度はもう一度「マトリックス」を観てみようかなと思ってます。でも「マトリックス」って10年前になるんですね。
ところで9日に開催する坂本龍一ピアノソロコンサートのPVはプロジェクターをつかうので、100インチ以上の大きさに、CDと同じ音質の高品位USTで開催します。USTなので、お家のパソコンでも観ることはできますが、カフェ豆でのPVだと映画館とまではいかなくても、かなりの迫力になると思います。みなさん是非、みんなで生の教授を体験しましょう! 
 
さきほどfreepets九州発の初USTが終了しました。おつかれさまでした。ペットの刹処分の知られざる実態と、刹処分をどうやったら減らせるかという議論でした。個人的には「刹処分は飼い主にやらせる」という方法はどうかなと思いました。思いつきで申し訳ないですが、「自分で殺さなくても役所が知らないところでやってくれる」という過剰なサービスをするものだから、こんな数になるのではと思います。犬と猫だけでも年間27万匹が保健所で刹処分されているそうです。それも安楽死ではなく炭酸ガスによる窒息死。その一部始終を自分の手でやって見届ける。もちろん死体も飼い主が自分で処分する。そこまでできるのであれば仕方ないでしょうと。でも実際に熊本市は独自の取り組みで刹処分はゼロ。保健所に「殺して」と持ち込んでくる飼い主を時間をかけて説得するのだそうです。つまりほとんどが場合が殺さなくてすむ犬猫が飼い主の都合だけで殺されているということですね。ドイツでは刹処分の施設すらないそうです。やればできる事例が隣の県にあるんだから、長崎でもできてほしいですね。たしか長崎市ではこのあいだから刹処分が有料化されました。それがどれほどの効果をあげているのかはわかりませんが、持っていけばお役所が知らないところで殺してくれるというシステムも、今の時代ではおかしなことだと思います。昔は凶暴化した野良犬を捕獲して処理するための刹処分だったような気がしますが、今は「もう可愛くないから」とか「言うこと聞かないから」とか「今度の家では飼えなくなったから」という理由で保健所に持っていくらしいです。そのあたりのことはわりとみんな知っていることですが、それをどうにかしようという動きが大きくならなかったし、行政もとくに動かなかったというわけですね。TVCMで人気が出た白い犬がペットショップでも大人気らしくて、悪徳ブリーダーがボロボロになるまで白い子犬を産むだけ産ませて、産めなくなったら刹処分しているという話。以前のサラ金のCMで人気の出たロングコートチワワも同じなんでしょうね。パンダの模様や全身蛍光ピンクのペイントをされてすぐ死ぬような犬を売る中国のペット事情とさほどかわらないですよね。
ということで、今回の坂本龍一ピアノソロコンサートUSTPVは、こうしたペットの刹処分をなくしましょうという運動をやっている全国的な組織FREEPETSの九州の人たちが主催です。坂本教授もFREEPETSのメンバーなので、今回のカフェ豆ちゃんでのPVでは坂本教授のFREEPETSについての映像を観ていただいたり、刹処分への法律改正の署名をお願いします。そういう意味でも、どうかたくさんの方に来ていただきたいと思います。