日曜日はカフェ豆大忘年会!


はいはいはい!いよいよカフェ豆ちゃんフリーライブ大忘年会はあさって12月19日(日)の午後6:00からです。いろんな人のライブがたっぷり楽しめて、ワンドリンク+軽食付きで、なんと1000円。2杯目からは生ビールでもワインでも焼酎でもカクテルでもソフトドリンクでも1杯オール500円のキャッシュオンデリバリーです!ライブは6:00から9:30頃までですが、パーティは12:00まで続きます。もちろん途中で入ってきても、途中で帰ってもOKだし、最初から最後まで飲みっぱなしも結構。食べ物は持ち込み大歓迎!よそで忘年会やってる人も、2次会でなだれ込んできてください。2010年を楽しくしめくくりましょう。ライブの出演者は、おなじみ岡野雄一さん(歌・ギター)、大阪から木村ユカさん(ピアノ・アコーデオン)、グッドマンさん(超絶スラップベース)、ラリラリピノさん(歌・ギター・ピアノ)、郷愁のアコーデオン・ロコさん、ラメソックス(ギター・アルパ)、それからまだ決定じゃないけどたぶん来て演奏してくれるだろうなと思われる方々が数人。とにかく盛りだくさんで楽しい生演奏と美味しいお酒をお楽しみください。みなさん待ってますよ〜!
 
今日もヨタ話(笑)
バブル全盛期の忘年会シーズンを知っている年代の人にとっては、近頃の忘年会なんてお通夜みたいに思えるでしょうね(笑)。それほど日本はイカレポンチになっていましたね。このあいだお昼に自宅に帰ってテレビをつけたら「東京ラブストーリー」の再放送をやっていて、織田裕二くんと鈴木保奈美ちゃん演ずる学芸会のような脚本と演技を見て、やっぱりあのころは日本全体が何もかも見失って浮かれていたんだなあと思いました。今の中国の浮かれ方によく似てるなと。今の日本はこんなに景気が悪くなって、何をするにも自粛ムードで、牛丼が250円で、老舗の商店がつぶれたあとには100円ショップや安売り大型ドラッグストアが立ち並んでいます。テレビは健康食品とパチンコのコマーシャルのくりかえしだし。バブルの頃にはとてもじゃないが考えられなかったですね。銀行の名前がコロコロ変わってはバッタバッタつぶれるし、航空会社がつぶれたり、大手電機メーカーが吸収されたり、いやはやいつまでこんなことが続くんだろうと思っていたら、まだまだ当分はこの状況は変わらないでしょうね。政治の世界を見ても、景気を良くするとかなんとか、とてもそれどころじゃなくて、ものすごい低次元での泥仕合にあけくれていて、彼らに何かを期待する方がどうかしてる。麻生さんのころのトンデモ失言ぶちかましには、そうとう笑わせてもらいましたが、このごろはできもしないバラマキ公約ばっかりで笑う気にもならないですね。管さん、また頭まるめてお遍路にいくのかなあなんて、ヘヘ。
そんなお先真っ暗な景気の中で、私が生まれ育った長崎の中通り商店街も悪戦苦闘を強いられています。中通りは昔ながらの個性的な職人さんの多かった商店街です。ちなみに私の実家は昔「豆ちゃん」という屋号の豆屋でした。で、その隣は桶屋さんでした。そう、風呂桶とかの桶を巨大な丸太を切り出すところからはじめて、計って切って削って組み立てるところまで、すべて一人の職人のおじさんがやってました。私が小さい頃は、その一部始終をまる一日そばにいて眺めていたものです。そのおじさんは無口で、ほとんど何もしゃべらずに、毎日毎日黙々と桶をつくり続けていました。たまにしゃべっても何言ってるんだか子どもの私にはさっぱりわかりませんでした(笑)。背中の壁には無数のかたちの違う鉋と鋸がかかっていて、板張りの床は、一部がとりはずせて、おじさんはときどき膨大な鉋屑をいっきにその穴から床下へ押し込んでいました。だから床下には鉋屑と切り出したあとの面白いかたちをした木片がいっぱいたまっていて、幼い私は、その床下にもぐりこんでは、木片をおもちゃがわりに集めて遊んでいました。そんな由緒ある桶屋さんも、そのおじさんが亡くなってからは廃業して、普通の住宅になりました。一日中板張りの上に敷いた薄い藍染めの座布団にあぐらをかいて、毎日ひたすら桶をつくっていく。目分量でみごとに寸分の狂いもなく円形の桶ができあがる。もちろん釘はつかわない。のりはご飯粒を練ってました。墨坪で巨大な丸太を計り、鉈で見事に切り裂いていきます。私は小学校に入る前の頃のことでしたが、いまでもはっきり覚えています。今思えば、私はあのおじさんのあとを継いで桶屋さんになればよかったなあと、ときどき思います。
そのほかにも長崎名物のザボン漬けのお店や、昆布の専門店や鰹節の専門店や饅頭屋さんとか漢方薬屋さんなどは今でも頑張ってらっしゃいます。今はなくなった小さなタバコ屋さんとか文具屋さんも、今思えばとっても味のあるお店だったです。肉屋さんや魚屋さん、乾物屋さんとか豆ちゃんと同じようなお菓子屋さんもありましたけど、今はもうないですね。でも今、この中通りが頑張ってます。長崎きっての和菓子の老舗である岩永梅寿軒の社長さんをはじめ、昔ながらの商店街のみなさんが、なんとかこの不景気をのりこえて、たくさんのお客さんに喜んできていただけるような場所にしようと、力を合わせて頑張っていらっしゃいます。今日は通りの一角で餅つき大会。そのつきたてのお餅の入ったぜんざいをみなさんにふるまったり、あんこ餅やてづくりお菓子を販売したりして賑わいをみせていました。あんこ餅やぜんざいといえども、天下の岩永梅寿軒さんの監修ですから、めっちゃめちゃおいしいんです。そして社長さん自ら率先して餅をまるめたりされているのを見て、私は頭の下がる思いで、丸餅やあんこ餅を買わせていただきました。そしたら何も言わずにおまけをいっぱいつけてくれていて、これが昔ながらの商店街のよさだよなあと、しみじみ思いました。街にはこんな商店街がないとだめだ。そう思います。安くて便利で何でも揃う大型スーパーではぜったい育たないコミュニティがそこにはあります。人と人とが交わる笑顔があって、子どもたちはそのなかでいろんなことを学びながら育っていくのでしょう。私は子どもの頃から絵を描くのが好きだったので、この中通り商店街の道路に、何十メートルにもわたってチョークで絵を描いていました。いまそんなことをやったら叱られて掃除をさせられるのがオチですが、今思えば当時の大人たちは笑顔で見守ってくれていました。商店街がそのまま遊び場でした。近頃はガキ大将を中心に徒党を組んで遊んで廻るギャングエイジがいなくなりましたし、塾やクラブ活動が忙しくて遊ぶどころではなさそうです。なんでもかんでも昔はよかったなんて言いませんが、やっぱり今頃の子どもたちはかわいそうな気がしますね。大人の責任なのにね。
ということで、今日も収拾がつかないヨタ話でした。