緊急ライブのお知らせです(後半)

8月9日が終わって、ふと気がつくと11日の夜になってました(笑)。8月9日のブログにたくさんのコメントをいただきました。ほんとうにありがとうございます。その日だけでアクセスが750ありました。もちろんひとりで複数のカウントもありますが、普段は200〜300のアクセスなので、かなりの方に読んでいただいたことは間違いなさそうです。ほんとうにありがとうございました。このブログの8月9日の分を見てない方は是非。まだまだコメントも受付中ですので、よろしくお願いします。
原爆のこと、戦争のこと、長崎のこと、平和について、銅像のこと、公園のこと…みなさん真剣に考えられているのに、互いの考えを知る機会がとても少ない。だから何をどうしていいのかわからないでいたり、平和のために何かがあれば協力したいと思ってる方がどれだけたくさんいらっしゃるのかわからないでいる。私は4年前に「明日の神話もってこい1万人まつり」の実行委員長として、すばらしい多くの仲間とともに、たった3ヶ月という短い準備期間のなかで、長崎水辺の森公園がいっぱいになる平和のイベントを開催することができました。そのステージでさまざまな平和のメッセージを発信していただいた数百人の方々も、またそこに集まった1万人以上の人たちも、きっと平和のために自分にできることがあったらやるよ〜という行動だったと思います。思想信条も社会的立場も組織も人間関係もまったく関係なく、平和という一点でこれだけの人がすぐさま行動できる基盤が長崎にはあるんだと確信しました。若い人は戦争を知らないからとか、原爆の恐ろしさを語り継ぐ人がいなくなるとか、そんなことが問題なのではなく、それ以前にお互いを理解する機会がないこと、コミュニケーションのなさが問題なのだと思います。毎年行なわれる平和記念式典の形骸化はいつも指摘されることですが、かといってそれをどうにかしようとする動きがあるのかないのかさえ誰にもわからないことが問題なのだと思います。あの銅像を多くの人たちはどう思っているのかをお互いが知らない。知らないことだらけの中で、無力感に陥っているのだと思います。長崎が世界に平和を発信できるまちになるには、そうしたコミュニケーションこそが必要なのだと思います。たとえば今回の話にでてきたように、爆心地公園があんなあまりにも貧相なままで平気なのか、関係者だけの形式的な記念式典を続けていいものか、原爆の犠牲と平和のシンボルがあれでいいのかどうか、長崎の人たちはどう思っているのかいないのか、あくまでたとえばの話だけど、そうしたことをお互いに理解して、意思表示できるような機会があれば、おのずと何をすべきか、何が行なわれるべきかは決まってくるのだと思います。私が考えているアートイベントは、グランプリが決定するまでの過程の中に、こうした平和に関するコミュニケーションが世界レベルで行なわれていくということに大きな意義があります。平和と戦争の構図は、コミュニケーションとディスコミュニケーションの構図と重なります。人と人がコミュニケーションへベクトルを向けることができれば、同時に平和へと向かい、コミュニケーションが遮られれば争いのベクトルへと向かい、最終的には戦争となります。もし現代のアートに存在意義があるとするならば、コミュニケーションへのベクトルをつくりだすことだと個人的には思っています。私の今回の個展のテーマは「世界の存在自体を共有すること」でした。これは最終的に長崎で行なわれる世界的なアートイベントのテーマともなりうると考えています。
この話は、またおいおいしていきたいと思います。コメントも随時受け付けていますので、遠慮なく書いてください。
 
 

え〜と、久々にカフェの話をしますね(笑)。KTNの個展も終わり、カフェ豆でのライブも終わり、いくつかのデザインの仕事も片付きつつある今日このごろ、みなさんカフェ豆は誰でもお楽しみいただけるみんなのカフェです(笑)。どうぞお気軽にお茶しに来てください。ランチしに来てください。ライブもあれば、ギャラリーもあれば、読書もできるし、素敵なデザイングッズや本やCDも販売中です。台風接近の影響で、少し涼しくはなったようですが、まだまだ夏の暑さは続きそうですね。そんな中、今、最高に熱いピアニストがカフェ豆でライブを行ないます。それも突然ですが来週の火曜日の午後7:30から約30分。これまで4度カフェ豆でコンサートをやりましたピアニスト松尾薫さんが、このたび東京で渾身のリサイタルを開きます。ちなみにこのフライヤーは私のデザインです。

すでに東京のチケットは完売。そしてそのリサイタルに照準を合わせて日夜練習を積み重ねて積み重ねて、いよいよ出陣!というこの時期にカフェ豆でなんと無料ライブです。題して
「松尾薫壮行ピアノライブ!atカフェ豆ちゃん〜さわったらヤケドするぜ〜」
…あ、これは私が勝手につけました(笑)。とにかくピアニスト松尾薫の大舞台である東京の8月20日のリサイタル。その直前の8月17日(火)午後7:30から、まさに本格的なクラシックピアノをなんとノーチャージで聴くことができるというスゴイ企画です。つねひごろ妥協を許さない薫さんですが、今回はもうすでにその勢いが電話の向こう側からでも伝わってきます(笑)。みなさん、この機会に本物のクラシックピアノの演奏をカフェ豆の手の届く距離でご堪能ください。そして松尾薫さんをご存知の方は是非応援にかけつけてください!毎月恒例の「昼ジャズ!」同様、飲み物代のみで大丈夫。コーヒー代400円、もしくは生ビールやワインもオール500円のみですばらしいクラシックピアノが聴けるなんて、カフェ豆ならではですぜダンナ(誰がダンナじゃ〜)。もう来週の火曜日のことなので予約は不要です。普通にカフェに来る感じで、なおかつ凄い演奏をお楽しみください!
 
今、8月12日の午前1:20。中通りにある私のデザイン事務所にいるんですが、おもてでヒグラシが鳴いてます。真夜中なんですけどね。