選挙のたびに考えること

日付が変わって今日は日曜日。ブログで政治と宗教の話はNGという話をよく聞きます。確かに人の思想信条に関わる話を、ネットのような一方的な環境で言っても誤解を招いたり人を傷つけたりすることもあるからだし、あまり愉快なこともないからでしょう。ましてや飲食店のブログに店主が政治のことを話題にするなんて普通はありえないし、商売をまともに考えていない店主のやることなのでしょう。そういう意味ではカフェ豆店主は商売人失格なのかもしれません。今日は投票日です(笑)。ここで飲食店としてはとんでもないリスクだということをあえて書いちゃいます。みなさん投票に行きましょう。……え?そんなのリスクじゃないって?……う〜〜ん。じゃあ、みなさん、投票に行っても投票したい人がいないと思うのは誰の責任ですか?有権者の責任ですか?政治家の責任ですか?選管の責任ですか?民主主義の責任ですか?海は死にますか?空もそうですか?…あ、失礼。これくらい話を濁さないとやっぱり怖くて書けませんねえ(笑)。選挙前になると、特に若い人に向けて「投票に行きましょう。あなたの権利を無駄にしないで!」などといった宣伝がなされます。でも投票する気はマンマンでも、その尊い一票を投じようと思える候補者が見つからない場合はどうしたらいいんでしょう。一票を投じることから民主主義が始まるというのであれば、一票を投じようと思えるような選択肢を与えられない現状を民主主義といっていいのでしょうか…という素朴な疑問がいつもあります。だいいち民主主義って正しいの?って、そこからかよっていうつっこみが頭の中を駆け巡ります。でもやっぱり投票所へ行って考えます。ひーひー言いながら税金払ってるし。でも消去法で誰かの名前を仕方なしに書くことも民主主義なのか。それでも投票しないよりほんとうにいいのかどうか。それから、人に言われて投票すること。つまり誰かにこの人に入れてよって頼まれたから入れる。頼まれなかったら入れない。それって民主主義なの?という疑問。じゃあ誰かに入れてって頼む人って、民主主義に違反してるのでしょうか。「あなたね、この候補者のどんだけを知ってて応援してるの?」って聞き返したくなるほど自信満々に投票を催促しにくる人だっています。いろいろです。選挙となると候補者が親戚でもないのに寝食忘れてあちこちお願いに廻る人もいます。じゃあ、自分の考えで誰にも入れることができないという考えに至って、白票を投じたり、投票に行かないことは民主主義に反するのでしょうか。民主主義が正しいと思わせているほうが都合がいい人たちがいるってことなのかなとも思います。いずれにせよ、選挙は自分の考えで投票する。あるいは自分の考えで投票しない。民主主義が正しいかどうかの以前に、誰かに頼まれたから入れちゃうというのは、民主主義をバカにしている行為なのかもしれませんね。それから誰かに投票をお願いする人は、そこまでして他人の投票する権利を指図するだけの根拠をきちんと説明してほしいものです。票とり合戦を見るにつけ、民主主義って正しいの?と考え込んでしまうカフェ豆店主なのでした。