いよいよカフェ豆にフレンチプレスコーヒーが!

お知らせです。

今日から日曜日まで、長崎県美術館県民ギャラリーにて「ART BASCKET展」が開催されています。九州各県の個性的な美術作品が一堂に並ぶ、見応えのある美術展です。是非おでかけください。私も参加させていただいている「骰展」の作家でもある足利佳子さんや上田貞子さん、そしてカフェ豆のギャラリー「ギャルリーコクトー」でも個展やトークショーをしていただいた野島泉里くんや岩永嘉人さんも出品されています。
その岩永嘉人さん、ときどきここのブログにもコメントをいただいているのですが、岩永さんのブログにも好きな音楽のことがけっこう載っていて、それがことごとく私の好みと一致するので、いちいち驚いています(笑)。ここです↓
http://blog.livedoor.jp/huukei44/
先日もブラッド・メルドーが紹介してあってビックリ。ブラッド・メルドーってたしかフロリダかどこかの出身なんですけど、とても繊細で思慮深い寒い国の人ような音楽をつくりだします。パットメセニーとのアルバムは少し前に紹介しましたので、今日はこれ↓

エレゲイア・サイクル

エレゲイア・サイクル

とっても地味なアルバムです。今日のようなしとしと雨が降ってるような、知的でせつなくなる音です。ひとりで考え事するのにぴったりかもしれません。
 
さて、いよいよカフェ豆のコーヒーに新しい仲間が加わります!これまでカフェ豆のコーヒーはすべてチンバリのエスプレッソマシーンで抽出したスペシャルティコーヒーをベースにしていたのですが、このたび満を持してのフレンチプレスでいれるコーヒーをお楽しみいただけるようにします。エスプレッソのすっきりしてるけどグッとくるのとはまたちがった、ふわりとしてでも深い味わい。カフェ豆としてはエスプレッソの美味しさをいかにして味わっていただくかをメインにして、かたくなにエスプレッソにこだわってきましたが、じつを言うとスペシャルティコーヒーの深い味わいである油分を最大に活かせるのはフレンチプレスなのです。いろいろと忙しくてフレンチプレスまで手が回らなかったのですが、オープンして2年と半年にして、やっとフレンチプレスコーヒーをメニューに加える段取りがつきそうです。これまでカフェ豆はエスプレッソでつくるカフェラッテがどこにも負けないほど自慢でしたが、このフレンチプレスで抽出したストレートのコーヒーも是非ぜひ味わっていただきたい!おそらく来週からはお出しできると思います。よくあるペーパードリップ方式というのは、コーヒーのいちばん美味しいところである油分が紙のフィルターにみんな吸い取られてしまって、わざわざ美味しさを取り除いて飲んでるようなものなんです。その点フレンチプレスでいれたコーヒーは表面に美味しい油分が浮いているのがわかります。香りが違いますし、口にしたときの香りの広がり方と、その後の残り方が違います。エスプレッソとはまた違った「まったり」した風味です。じつは豆の量や、プレスに入れておく時間や、お湯の温度など、ちょっとした加減で風味が違ってきますから、なかなか最高のバランスを決められないでいました。そんな試行錯誤の結果、やっとカフェ豆らしいストレートコーヒーをお届けできる日がもうすぐです。お楽しみに!
 

先日からお知らせしていますヴァイオリンと尺八とチェロとピアノのライブ「山内達哉コンサート」は好評受付中です。電話でもメールでも受け付けてますので、お早めのどうぞ!

それから6月12日(土)のスーパーベーシスト今沢カゲロウライブも予約受付中です。ジャズ、ロックの好きな方には必見です!
 
 
とくにすごいとも思えないのにすごい人気があるミュージシャンがいます。てんで良くないのに売れまくっている画家がいたりします。たとえばデビッド・サンボーン(笑)。たとえば日本画家の◯◯◯◯(ちょっと冗談ではなくなるので実名は避けます)。きっと世渡り上手なんでしょう。逆にすごい!と思うのにいつも貧乏なアーチストがたくさんいます。すごい作品をつくるのに食うや食わずの作家もいます。いや、数でいえばそのほうが圧倒的に多いのでしょう。CDショップにCDが並ぶアーチストは、よっぽど才能があるか、よっぽど世渡り上手かのどっちかで、レベルの高い芸術に触れるには、こちらから積極的なアプローチをしなければ、なかなか辿りつけないものです。一生のうちに、どれだけの優れた芸術にふれることができるでしょう。音楽も美術も文学も映画も演劇もそのほかあらゆる芸術のほんの、ほんとにほんの一部分しか出会うことができません。そんなほんの一部であっても、その出会いはとてつもなく素晴らしいと思います。カフェ豆がそんな場所になってくれれば最高だと思います。