釣りのはなし

みなさん、夕べの月をご覧になりましたか?すんごい月でした。見事な三日月のすぐそばに輝く金星。それは靴のメーカー「月星」のマークさながらに、まさに絵に描いたような月でしたよ。で、初めて見ました。三日月の影の部分がうっすらと光っているのを。きっと地球に当たっている陽の光が反射して、月の影の部分を照らしているのでしょう。そんな三日月にぴったりくっついて輝く金星とともに不思議な感動をわきたたせる風景でした。ふと頭によぎる言葉…ダークサイドオブザムーン。つまり狂気ですね。ピンクフロイドですね。いえ、わかるひとだけわかってくれればいいんです(笑)。

さて、今日は月曜日。カフェ豆は定休日でございます。定休日のブログには、あまりお店と関係ないムダ話をさせていただいています。あくまでムダ話ですから、改行しないから読みにくいじゃないかなどのご指摘とか、それって営業にさしさわりがあるんじゃないかなどのご心配をどっかに置いたうえで書かせていただいています(笑)ので、よろしくです。
で、釣りです。私はほとんど釣りをしたことがありません。まるっきり興味がないからです。で、このあいだお友達がみんなで釣りに行くというので、なぜか釣りが好きだという私の息子も連れて行ってもらいまして、それがとっても楽しくて、今でも「また行きたい!」とさかんに言っております。なぜか中2の息子は親がまったく興味のない釣りと園芸にはまっておりまして、図書館に一人で行っては「ルアーで釣る」とか「園芸12ヶ月」といったハウツー本を借りては目を皿のようにして読んでおります。これくらい学校の勉強も熱心にしてくれたら親としてありがたいのですが、そっちのほうは磯野カツオかマル子ちゃんレベルのようです(笑)。
で、何の話かといいますと、釣りです。以前、誰かが「キャッチアンドリリースが釣りの醍醐味であって紳士のスポーツであって、釣った魚を食べるなんて紳士のやることじゃなくて、ありゃ漁業だね」などと自慢げに話しているのを聞いてなんとなく違和感を感じたことがあるのですが、釣り自体にほとんど興味がなかったので、その違和感もすっかり忘れていました。で、このあいだ息子が釣りに行くとなったときに、その過去の違和感を思い出したわけで、ちょっと考えてみました。で、すぐに自分の答えは出ました。キャッチアンドリリースって、単なる動物虐待だと。魚を食べもしないのに釣っては放し釣っては放しするのは、単に動物をカタワにして遊んでいるだけであって、もしそれが紳士のスポーツだというのなら、紳士ってそうとう歪んでいると思う。釣ったら食べなさい。食べないなら釣るなって。たとえば日本人がイルカを殺しているということで、どこかの国の映画監督がいかにも残酷なことをしてイルカのような(シャレではありません〈笑〉)映画を撮った。あのイルカたちを面白がって殺しているのなら、そりゃどこかの国の紳士ぐらいひどいことをしているのかもしれないし、鯨だって、ほとんど捨てるところがないほど、すべて食べるかなにかに使われてイルカしている(シャレじゃないって)わけで、油をとるだけのために鯨を殺しまくっていた紳士の国がやっていることとは違うわけです。イルカはかわいそうで牛ならかわいそうじゃないのかって話ですよね。石器時代までは人間は普通に共食いしてたし、今世紀になっても戦争中は仲間や敵の死体を食べて生き延びたりもした。ま、そういうことで、私たちは生き物を殺して食べなければ生きていけない存在なのですから、せめて生きるための殺生以外に殺生をしてはいかんでしょう。ましてや、暇つぶしや道楽のために生き物をナブリモノにして遊ぶことが紳士だなんておかしい。で、それと同じようにゴルフって自然破壊して遊んでるようなものですよね。山を切り開いて、虫も住めない池や、砂地をつくって、農薬バンバンふりまいて、そんなところにボールを転がして、何回で入ったの入らないのって、いい大人がバカじゃないのって。まあ、ゴルフ好きな人にとっては「バカでけっこう」ってところでしょうけど(笑)。おまけにそれに何億円っていう賞金までつけて大騒ぎする。あれのどこが紳士のスポーツなんだか……(笑)。ごっついプロゴルファーのおっさんたちはともかく、石川りょうくんのような爽やかな好青年が、あんなおろかなことにかまけてるのを見るにつけなげかわしいとは思いませんか、みなさん……思わないか。
あ、釣りです。釣りの話でした。歳とるとすぐ話がずれて、何の話をしていたのか忘れてしまいます(笑)。息子がお世話になった釣りのご一行様の様子は、カフェ豆とは心の姉妹店(私が勝手に言ってるだけ)である「惣菜バーくりや」のブログに紹介されています。ここで〜す↓
http://kuriya2007.exblog.jp/13589678/
 
久々に今日のBGM

狂気

狂気

ま、今日はやはりこれでしょうね。原題はThe Dark Side of the Moon。私が中学生の頃、アルバム「おせっかい」とともに、これを何度聴いたかわからないほど聴き込みました。当時はアナログレコード盤でしたから、B面に針を落としてから最後の瞬間まで、身動きできずに、ほとんど恍惚状態で聴き入ってました。ビートルズ解散の頃、ピンクフロイドEL&P、イエス、そしてキングクリムゾン…ブリティッシュロックの変革期に思春期を迎えたことは、その後の個人的な音楽指向を決定づけたのかもしれません。
 
 
さあさあ、5月30日(日)の山内達哉と6月12日(土)の今沢カゲロウライヴの予約を受付中です。お電話は 095-825-4455 メールは yon_ef@ybb.ne.jp