バージョンアップ版「悪魔のティラミス」

パティシエさん、ごめんなさい。素人のわたしがこんなに美味しいティラミスをつくってしまいました(笑)。

ということで、べつにパティシエさんに喧嘩ふっかけてるわけではありませんので笑って流してください。カフェ豆オープン以来、ちょっとづつ改良してきたティラミスが、このたび質も量もバージョンアップして皆様をおまちしております。おそらくこんなティラミスは世界にひとつだけだと思います。どれくらい美味しいかは食べてみないとわかりません(笑)。もちろんブログの写真ではわかりませんが、もうちょっとアップしてしましょう。

イタリア産マスカルポーネをたっぷりつかったチーズクリームとスペシャルティコーヒーのエスプレッソをしみこませたカステラをタワー状にもりつけて、ビターチョコとコーヒーパウダーをちりばめた贅沢なティラミスです。チーズクリームの上品な甘さをビターチョコとコーヒーパウダーがググッとひきしめて、それはそれはえも言われぬふくよかな香りと味覚が体全体にひろがっていきます。そのなかにカステラのザラメのガリッとした食感がまた新鮮な味わいをひきたてるのです。この2年と8ヶ月、ほぼ毎日のようにこのティラミスをつくっていくなかで、少しずついろんな改良を重ねて完成した逸品です。おかげさまで毎日一度か二度はつくらないと間に合わない人気メニューとなりました。このバージョンアップ版「悪魔のティラミス」をぜひお試しください!価格はコーヒーメニューとのセット料金となります。ちなみにアメリカーノとのセットで850円。またランチのお客様にもプラス450円でお出ししています。
 
カフェ豆のメニューの写真は、すべてわたくし店主が撮影してます。それもセッティングなんかせずに、お店の外の椅子の上に置いて、太陽光を照明がわりにオートフォーカスで撮ってます。これもまあ、いわゆる手づくりってやつです。カフェ豆のメニューはできるかぎり手づくりを基本にできあがっています。ランチのパンもスープもパスタソースも手づくりですし、このティラミスやバナナケーキもそうだし、スムージーの中でも人気の「エスプレッソモーツアルト」や「バナナスムージー」は店主がレシピから考え出したものです。そしてもうすぐ、いやもうちょっとしてからかもしれませんが、新たなスイーツメニューが誕生するかもしれません。お楽しみに!

やっとお知らせしたかったなかのひとつのお知らせができました。まだまだお知らせしたいことがたくさんありますが、毎日すこしづつご紹介していこうと思います。
 

年度末にバタバタやってたデザインの仕事のなかのひとつに「DOVOC通信ながさき」という長崎県土木部発行の情報誌があるのですが、先日印刷があがり納品してきました。これをつくりはじめてから、はやいものでもうまる3年になります。以前このブログでも紹介しましたクイーンメリー2が長崎港にやってきたときの写真を表紙につかっています。長崎県のHP内の↓ここで見ることができますが、最新号はまだアップされていませんね(笑)。
http://www.doboku.pref.nagasaki.jp/public/index.html
 
それから長崎市のデザインのお仕事もさせていただいています。最近できたのが「長崎市施政方針ダイジェスト版」というなにやらお固い感じのパンフレットです。表紙がこんな感じ↓

田上市長が掲げる長崎市の施政方針を市民のみなさんにわかりやすく伝えるためのパンフレットです。基本的にお固いとっつきにくい内容をどうやって見ていただくかというのがデザインのポイントですね。中身は長崎市HP内の↓ここで見ることができます。それにしても長崎市のHPはもうちょっと見る気がわいてくるようなデザインにしてほしいですね(笑)。
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/shisei/10_dijest.html
あと、長崎市のおとなり西海市のお仕事もずっとさせていただいています。最近では何かと話題になっている「さいかい元気村」のチラシやパンフレットやHPなどです。今も新会員募集のチラシのデザイン真っ最中です。カフェ豆店主の本業はグラフィックデザイナーなのですが、イラストも描くし、写真も撮るし、取材先でインタビューもして文章も書きます。キャッチコピーもつくります。ちなみに「さいかい元気村」のキャッチコピーである「農的暮らしをつくる、旅する。」もわたくしがつくりました。地方のデザイナーって何でも屋じゃないとつとまらないんですね。もちろん仕事によってはプロのライターやカメラマンといっしょに仕事もしますが、小さな仕事まで手分けするほど時間とコストがかけられないというのが地方の実態ですね、残念ですが。だからいやでもライティングやカメラもやっちゃう(笑)。かといって素人レベルでは困るので、そこはなんとか頑張っているうちにいろんなことができるようになるもんなんです。まあ、「悪魔のティラミス」だってそんな感じで出来てきたようなものですね(笑)。
前にもここで書きましたが、デザインって、かっこいいとか悪いとか、そんなことは二の次です。まず「伝わる」ことが一番。二番目に「どう伝えるか」。三番めくらいで「結果として美しいかどうか」が評価に入ってくるんじゃないでしょうか。どんなにカッコよくても中身が伝わらなかったら意味ないですからね。文字をやたら小さくしたり、変則的に英文字を配置すれば、なんとなくカッコがついてしまうので、若い人向けのスタイリッシュなフリーペーパーなどは簡単にできますが、より広い世代の多くの人に読んでいただくことを前提としている行政のパンフレットや情報誌は、そんなカッコ良さなんかどうでもいいわけで、かといってかっこ悪くていいかというとそうはいかないわけで(笑)。そうした意味では簡単なようでむずかしい部類にはいるでしょう。カフェ豆店主の場合、デザインの仕事の7〜8割がたはこうした行政関係の仕事なんですが、もちろん普通の一般企業のデザインもやってます。ときどき紹介できる範囲でのデザインの仕事も紹介していきたいと思います。
このあいだ、長崎市からの依頼で長崎市内の食品メーカーの方たちを対象にしたイベントに、商品パッケージデザインのアドバイザーとして呼ばれて行ってきました。ひとつの企業の面談時間が15分というので、おおまかな考え方ぐらいしかアドバイスができませんでしたが、商品とお客様をつなぐのがパッケージの役割なのだから、パッケージの善し悪しは、特に店舗での実質的な販売実績に大きく影響してくるということを再認識していただくことを中心にお話しさせていただきました。長崎で商品パッケージを専門にデザインをしているデザイナーはほとんどいません。というかこれくらいの街ではそうした専門分野の仕事がなりたたないので、企業の方もパッケージデザインの重要性を軽く考えられていることが多いようでした。
桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」は、品切れの謝罪広告を出すほど売れまくっていますが、こうした熱病のような商品ブームには、ネーミングやパッケージデザインが一翼を担っているわけで、なるほどデザインというのは消費者の購買意欲を操作するだけの力があるんだなあと感心しました。実際に食べてみると、やはり正直そこまでのものなのかと思うのですが、でもこうやってその商品を買ってしまっている時点で販売者側の勝利なんですね。