昨日のピーター・クルピタ ピアノコンサート

昨日、といっても数時間前ですが、ピーター・クルピタさんによるショパンコンサート。スゴかったです。よかったとかそんなレベルではなく、こんなにスゴい演奏をカフェ豆でやってもらってよかったのでしょうか、というくらいスゴかったです。それも私はリハーサルから昼の部・夜の部と、全部すぐそばで聴いていたわけで、なんか途中で胸がドキドキしてくるくらいスゴかったですよ。「ああ、ショパンってこんな曲を書きたかったのかもしれないなあ」と、初めて聴くような衝撃がありました。クラシックのことはよくわかりませんが、クラシックだからこうだとかこうじゃないとか、そんなこと結局どうでもよかったんだと思いました。「これってジャズのフレーズだろう」と思えるようなところも、結局もともとそんな要素が備わっている楽曲なんだということですよね。ダイナミック、スリリング、センシティブ、ロマンティック、メランコリック…そんなことばがたいした意味をなさないくらいの絶望の果てに行き着くちょっとあぶない平穏の境地、そしてまた現実に引き戻すかのような旋律もしくは戦慄の渦…ごまかしなど一切ない全力投球のショパンでした。クルピタさんご夫妻、そしてこの素敵なコンサートのきっかけをつくってくれた松尾順造・薫さんご夫妻、ほんとうにありがとうございました。日本の西の端の下町の小さなカフェで、ここまでレベルの高い演奏会を開けるなんて奇蹟のような気がします。そしてまたその演奏会にいろんな方々が集っていただきました。そんな全体の姿も含めて感動の一日でした。みなさんのおかげでとても素敵な50歳のバースデープレゼントをいただいたような気持ちです。ほんとうにありがとうございました。
 
今日は月曜日でカフェ豆は定休日です。今日は例の和華蘭カルタの印刷が上がってきます。これを袋詰めしたり、シールを貼ったりする作業をしなければいけません。うまくいけば明日カフェ豆でカルタを発売できると思いますが、まだ今の段階ではなんとも言えません。とにかく準備が整い次第販売しますのでお楽しみに。