じわじわと夜のカフェ豆

ちょいと仕事帰りにイタリアのパルマプロシュートを、これまたイタリアのすっきりした白ワインで気軽にいただく。それも1000円ぽっきりで。2杯目のワインには36か月熟成の最高級パルジャミーノ・レッジャーノを、さりげなくかじりながら気の置けない仲間と軽いおしゃべりを楽しむ。それも1000円ぽっきり。そんなカフェがあったらいいと思いませんか。仕上げはとびきりおいしいエスプレッソ、もしくはカフェラッテ。ちょっとお腹が空いた向きにはパンチェッタのトマトソースパスタかチーズたっぷりのカルボナーラで3倍目のワイン。じつは、カフェ豆の一周年にはそんな夜の営業を考えていたのですが、なんやかんやでめちゃめちゃ忙しかったので、メニューが出来ずじまいでした。でもお昼の営業が落ち着いたら、イタリアのバールのようなかたちでやりたいなと思っています。ワインとビールと極上プロシュートとチーズ。ワインにぴったりのスパゲティやニョッキをオリジナルのトマトソースやカルボナーラソースでいただく。そしてカフェ豆特製の牛すじ煮込み。これだけあれば仕事帰りのまず一杯はカフェ豆で決まり。飲めない人もエスプレッソやティラミスでワイワイと楽しいひととき。もうちょっと落ち着いたら、そんな夜のカフェ豆にしたいと思っています。で、じつは今でもじわじわとそんなふうにしています。まだメニューとかつくっていないのですが、お酒類をオーダーしていただいたお客様にはプロシュートもパルジャミーノ・レッジャーノもお出ししています。もう少しこなれたところできちんとメニューもつくってからおおっぴらにやりたいと思っています。もう少しお時間を(笑)。今のところ夜は私ひとりでやっているので、たくさんのお客様には対応できそうもないですけど、今でもビールやワインをオーダーしていただければプロシュートやチーズもお出しできます。遠慮なく言ってください。それから営業時間ですが、いちおう21:00にオーダーストップとしていますが、お客様がいらっしゃるかぎり開けていますので、21:00過ぎてもご遠慮なくご来店ください。ちなみに今夜の閉店は23:00でした。気軽に楽しく、でもクオリティは高く。そして夜のカフェ豆は徹底して安くて美味しく飲めるようメニュー内容を研究中です!とりあえずワインと生ハムで1000円。ワインとチーズ盛り合わせで1000円。2杯目は500円で美味しいワインが飲める店にできないかと模索中です。でも生ハムとチーズは最高級。最後は極上エスプレッソで至福のシメという、基本イタリアっぽい日本のバールにしたいなと思っています。みなさん、仕事帰りに一杯のワインでお友達とおしゃべり。飲み会の待ち合わせにとりあえずカフェ豆でエビスの生ビール。ちょっと小腹が空いたのでパスタで腹ごしらえ。もちろん2次会に飲みたい人は飲んで、もう飲まなくていい人はコーヒーで。そんなニーズにしっかり美味しくお応えしまっせ〜。カフェ豆ならきっとおいしくいただけます。お気軽にどうぞ。まだメニューができてないだけで、しっかりこの内容で飲んだり食べたりできますので、どんどんいらしてください。もしひとりで手が回らなくなったらそのとき考えます(笑)。

現在開催中の「岡野雄一まんが展 ペコロスのながさき時間」おかげさまで大好評です。みなさんしっかり読んでいかれます。それと昨日と今日で1600円の本が7冊も売れました。いまどき1600円も出せば、立派な単行本が買えるのに、それでももなさん一度読んだマンガを1600円出して買ってくださるということは、いかに内容がいいかということでしょう。お店に行けないけど本は欲しいという方、電話をくださればとっておきますよ〜。095-825-4455(カフェ豆ちゃん)まで。今日は夕方に女性の方がひとりで来られてビールを飲みながら岡野さんのマンガを最後まで読んで帰っていかれました。かっこいい〜!
 
うちの息子は小学校6年生で、土日はときどきお店で宿題をしています。私やかみさんが忙しくてあまりかまってやれないので、土日のそうした時間はいっしょにお店にいるようにしています。で、先日息子が岡野さんのマンガを読んで言いました。
「子どもにはわからない深さやね」
享けました。そう、息子の言う通り、大人のマンガです。それもとっても哲学的です。哲学と言っても小難しく理論をこねくりまわすような似非哲学ではなく、生きること、時間、空間、言語、間合い、空気、悲しみ、喜び、希望、絶望、再生…そんなものがぎっしりとつまっている、そして結果としてのマンガです。是非ぜひたくさんの人に読んでいただきたいと思います、そしてそんなエッセンスを絞り出したような岡野さんの唄が10月27日(土)午後7時からカフェ豆で聞くことができます。ワンドリンク付きで1000円。このマンガを読んでから聴けば、その唄の良さがもっともっと心に沁みてくるでしょう。読んでから聴くか、聴いてから読むか、いずれにしてもどちらも経験してほしい「ながさき時間」です。