5月は石川ハミ作品展

今日は定休日です。いろいろとたまった仕事を片付けています。世の中はゴールデンウィーク中で、お休みモードですが、カフェ豆店主は休めません(笑)。
ようやく年度末のバタバタが終わったと思ったら、5月はいろいろとイベントも控えていて、ますます忙しい毎日です。
まずは、5月10日(金)は長崎クリエイターズパーティです。

長崎クリエイターズパーティについてはここをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/cafemame/20080416
 
それから、いよいよ5月のギャルリーコクトー企画展は「石川ハミ作品展」です。
先週の火曜日に、雲仙のアトリエにお邪魔して、おいしいお昼をごちそうになったり、紀元前のローマガラスを見せていただいたりと、素敵な一日を過ごしました。そして今回の企画展の作品を見ながら、あれこれと展示の打ち合せをさせていただきました。そのときに撮影した作品の写真をもとにDMをつくりました。

石川ハミさんの簡単なプロフィールです。
1956年 長崎県雲仙国立公園に生まれる。 父 石川兵治(号靖峰)に学ぶ。
1971年 サンフランシスコUSAに3年間留学卒業。
1975年 丹波 石田陶春氏に師事。
1978年 インド・ネパール・タイの陶芸を研修。
夫の石川照とともに靖峰の築いた雲仙焼を継承し、1994年には雲仙普賢岳火山灰単味にて虹彩窯変天目の焼成に成功。
福岡村岡屋ギャラリー、長崎浜屋にて夫婦展、個展多数。
 
今回の作品展は、これまでのような茶道具や花器とは違い、アメリカ留学やインド・東南アジアでの遊学を通して感じてきた仏教への思いをインスタレーションという表現作品にしたものです。寄しくも制作半ばに中国政府によるチベット弾圧の騒動などが起こり、少なからず仏教に影響を受けた作家の平和へのオマージュとして完成しました。また、パキスタン北西部で発掘された3世紀から5世紀頃のガンダーラ菩薩頭部を特別展示致します。今アジアで世界で何が起きているのか、日本にいる私たちは何ができるのかを考えるきっかけとなればと思います。

今回の作品のためのコピーを考えました。
「縁起を見るものは法を見る。
 法を見るものは縁起を見る。
 邂逅というべきものごとの布置によって
 私たちは生かされている
 その手に振り上げた石を地に下ろし、
 平和の祈りを捧げよう。」

石川ハミ作品展 5月13日(火)〜6月8日(日)
それから、今回の特別出品のガンダーラ菩薩頭部はもちろん本物です!以前、京都国立博物館に展示されたこともあるすごい像です。南島原市深江の東光山妙行寺様からの有り難いご協力です。
いろんな偶然がかさなって、ひとつの答えのようなものが見えるときがあります。それはえてして結果から推察されたものでしかないのですが、それでもこのタイミングの一致にはただならぬ意図があるのではないかという驚きがあるものです。けっして大袈裟に言うつもりはないのですが、カフェ豆ちゃんという器ができたことがきっかけで、それまで考えもしなかったいろんなものごとや人が関わり動き始めたようにも思えます。
 
繊維会社のキャッチフレーズではありませんが、「だけじゃないカフェ豆」を今後ともよろしくお願いします。
あ、松尾薫プレイズショパン まだお席ありますよ〜 予約はお電話で〜TEL.095-825-4455