毎日てんやわんやですが

5月23日(金)松尾薫プレイズ ショパン。20人だけのためのピアノコンサート。さっそくご予約のお電話をいただきました。今回はワインとオードブル付きの大人の音楽会です。直接お店での予約か、お電話での予約でお願いします。

大きなコンサートホールで遠くから聴くのと違って、すぐ目の前で聴く珠玉のショパン。めったなことでは体験できないと思います。とくに長崎のような地方で、このような企画のできる場所はないでしょう。これまでのライヴのように合席でつめれば30人は座れるカフェ豆ですが、そこをあえて20名としたのは、プレミアムな演奏にふさわしいテーブルにしたかったからです。先着20名様のプレミアムなショパン。ご予約はおはやめにお電話でどうぞ。TEL.095-825-4455
 

現在ギャルリーコクトーで開催中の「松崎猛カスタムナイフの世界」ですが、お客様にはたいへん喜んでいただいています。あまり目に触れることのないカスタムナイフですが、やはり日本一、世界一ともなると有無を言わさぬ迫力と説得力があります。明日発売のタウン誌「THEながさき」には松崎さんのインタビューが載っています。またARTの紹介ページには、福岡や長崎の美術館の企画展をさしおいて、ひときわ大きく紹介していただきました。ありがたいことです。
そして27日(日)の午後3時から、松崎猛さんのトークショーを開催します!世界一のナイフ作家が語るナイフの魅力と不思議な出会い。専門的な知識がなくても楽しく聞けるお話です。入場無料ですが、いちおうカフェですんで(笑)飲み物のオーダーをお願いしています。
 

さてさて、きのうこのブログでお知らせしました「長崎クリエイターズパーティ」ですが、一日でかなりの手応えです。ありがとうございます。5月10日のカフェ豆はたいへんなことになりそうです(笑)。人望と才能とセンスと実行力と長崎への熱い思いが出会う時と場所…あ、いや、その、あんまり大袈裟なことは言いますまい(笑)。とりあえずふらりとよってみるか、でいいと思います。クリエイターの人もそうでない人(笑)もみなさんお気軽にご参加ください。
それからこのパーティにはミニライブを予定しています。先日の映画「あごんしる」上映のときのライヴで演奏していただいた岡野雄一さんと、今度ショパンを演奏してくださる松尾薫さんがそれぞれ1曲づつ。そしてお二人で1曲披露していただきます。バリバリのクラシックピアノの松尾薫さんと、コテコテ長崎弁フォークの岡野さんのミラクルコラボレーションをお楽しみください。
 
え〜、いろいろといろんな試みをやっているカフェ豆ですが、まだまだお伝えしていないイベントや企画展示がテンコモリです。もちろんそのための根回しや下準備や打ち合わせやなにやらで大変なのですが、本業のデザイン(カフェ豆は本業じゃなかったのかい)のほうもやっているわけで、先日できあがった西海市の観光パンフレット。B5サイズ24ページ、オールカラー。
タイトルは「再(ま)た会えるまち、西海。」

こんなに地味な表紙の観光パンフレットはめずらしいでしょ。
ページをめくると

観光パンフレットなのに観光施設の写真がひとつもありません。あるのは畑や昼寝中の柴犬や野良仕事の後でくつろいでいるおじいさんの写真。コピーも
「命豊かに暮らすことの素晴らしさを 多くの人に伝えたい」です。
 日本の西の果てが一目瞭然の地図とともに、こんな言葉を添えました。
「美しい海、山、川、里の豊かな自然環境と風土のなかで、
 人々が営々と紡いできた暮らしの物語。
 西海市では、このまちを訪れた多くの人に、
 本当の豊かさとは何なのかを問いかけてきました。
 忙しくストレスに満ちた都会の日常生活を離れ、
 大自然のゆったりとした時間に身をまかせる。
 ここは美しさに会えるまち
 美味しさに会えるまち
 感動に会えるまち
 歴史に会えるまち
 優しさに会えるまち
 そして
 忘れかけていた本当の自分に会えるまち
 西海市では、ここを訪れるすべての人へ
 いのち豊かに暮らすことの素晴らしさを伝える
 まちづくりを展開しています。」
西海市がめざす観光とは、前世紀のバブリーな物見雩山観光ではなく、都会の暮らしに疲れた人へ、自分をとりもどすための旅の提案です。ハリウッドのアクション映画のように「これでもか〜!」とか「何でもあるぞ〜!」と大騒ぎをして観光客を呼んでお金を落とさせるような観光の時代は、もう前世紀の思い出話なのですが、そんなことをあいかわらずやっている市もありますよね。「何もないところが西海市のいいところです」と公然と言える西海市の姿勢はすばらしいと思います。かっこいいです。観光客が来るからといって、おくんちの出し物をおまつりとは別の日にやるなんて恥ずかしいにもほどがある…いやいやあんまり言いますまい。
自然体験のページはこんな感じです。

ここにも観光施設ではなく、田舎を満喫する子どもたちの笑顔がいっぱいです。田んぼのあぜ道を歩いていたら山羊に出くわしたので、おっかなびっくりに草を差し出したらもぐもぐ食べだした。そんなささやかだけど深くこころに残る思い出づくりができるまち。ちなみに山羊の写真は松尾順造さん撮影です。
この地味で豪華なパンフレットを西海市に行けばタダでもらえます。
 
てなわけで、てんやわんやな毎日のカフェ豆店主の本業はデザイナーでありますッ(ケロロ軍曹風)。心あるデザインのご用命は、カフェ豆の片隅にあるデザインスタジオ ヨンエフへどうぞ!
 
明日のランチはキノコの和風スパゲティとくるみパン、サラダとコーヒーです。このボリュームとパンとコーヒーのクオリティで980円はぜったいリーズナブルだと皆さんに好評です。予約電話でアイスクリームかスムージーのデザートがつきます。お店に来られる直前でも予約OKですのでご遠慮なく。今日はとある日本料理店のご主人が、お客さんからうまいコーヒーの飲める店を訊かれて、カフェ豆を紹介していただきました。舌の肥えた日本料理の板前さんからお墨付きをいただきましたよ〜。ありがたいです。ただ訊いたお客さんはカフェ豆で「カステラと文学」について講演していただいた明坂先生でした(笑)。