ランチ以外のパンが登場

今日はランチ以外のパンを焼きました。焼きましたって言っても焼くのは妻ですが(笑)、スープといっしょに食べるランチ用のパンとちがって、ちょっと甘さのあるシナモンレーズンロールとチョコチップロールです。

シナモンレーズンロールと名付けました。これがまた美味いんだなあ。甘くしないプレーンなパンにカスタードクリームとレーズンとシナモンシュガーの絶妙なバランス。ほう〜ら、ヨダレが出てきたでしょ。パン生地はできるだけ手を加えずにナチュラルなままというところが大人のパンですぞ。

チョコチップロールです。ラテといっしょに食べると最高です。これもパン生地はできるだけ手を加えずに、チョコっとだけチョコを練りこんで(ごめん)、あとはチョコチップをパラパラと撒いて焼きます。びっくりするくらいふわふわで、きめが細かくしっとりしています。今日はランチのパンが焼き上がってからつくりました。そしたらランチのお客様全員に買っていただきました。なかにはごっそり(笑)。そんなわけで、できるときにはランチのあとにちょっと違ったパンも出せるかなと思います。明日のランチは定番の豆ちゃんミネストローネとさつまいものパンとパンドカンパーニュです。そのあとで余裕があったらクリームパンを焼こうかなと妻が言ってます。暇だったら食べてくれるお客様がいないってことだし、お客様が多かったら作る暇がないってことだし…う〜ん、びみょ〜。

さあさあ、マーサ野島ギャラリートークは2月2日(土)午後3時から。予約がまだの方はお早めにどうぞ。電話095-825-4455(カフェ豆ちゃん)まで。参加費はコーヒー代の500円のみです。こんな機会はめったにありません。アートに興味のある方はもちろん、今回はそうでない方、つまり「アートってよくわからない」とか、「自分とはあんまり関係ない」とか、「私のような素人が行ってもいいんだろうか」なんて心配している方、ぜひお気軽に来てください。本物のアートは難しくありません。感動は理屈ではないですからね。そして特にマーサさんの作品は社会との関わりの中で成り立つ芸術です。それがどういうことなのかが彼女の話でわかると思います。興味はあるけどちょっと尻込みしているあなた、この機会に思い切って本物のアートの世界に触れてみてはいかがでしょう。そしたら意外にも正直な自分と対話していることに気がつくかもしれません。ぜひぜひギャルリーコクトーへ足をお運びあれ。

今月の10日から、毎日マーサさんの作品の前に座って仕事をしています。夜中のデスクワークでも、ふと頭をあげると、そこにはあの作品がじっとしています。人間の皮膚に植物が這っている様子が、最初パッと見ではギョッとするかもしれません。でもじっと見つめているととてもおだやかな気持ちになります。それは仏像と対面しているときのような感覚といいましょうか…いやそうではなく、もっともっと自然な人間といいますか、いろいろあるけどみんなこうやって生きてきたんだなあといった、ある種の安堵感、共感、赦し合い、認め合い、邂逅…そんな感覚が浮かび上がってきます。恐れ多いですが、アートは高度なコミュニケーションであるという私の考えをカタチにしてくれているかのような作品です。こうした作品に囲まれて毎日仕事ができる私はほんと幸せだなあと思います。今回の企画に快く応じていただいた野島夫妻に深く感謝しています。そしてひとりでも多くの人がこの作品に対面してほしいと願っています。

美術館では歩きながら、もしくは立ち止まったとしても、ほんの数分しか作品を鑑賞できません。場の雰囲気がそうつくられているからです。カフェ豆は基本的にカフェなので座っていくらでも作品と向き合えます。コーヒーはもちろん、ワインやビールやカクテルを飲みながら、そして友人と思いを語りながら、ゆったりと鑑賞することができます。もちろんひとりで本を読みながら作品とともに時間を過ごすというのも素敵ですね。カフェとギャラリーがおたがいのいいところを生かし合ってひとつの素敵な空間ができればというのが豆ちゃんのコンセプトです。作品がカフェの飾りではなく、カフェはギャラリーの客寄せではありません。多くの人が質の高いアートを身近に感じることの出来る空間を長崎につくりたい。それが私の願いでした。そして文字通り間借りなりにもカタチができてスタートすることができたカフェ豆です。これから素敵なアートが毎月やってきます。イベントも毎月やります。ぜひお気軽に足を運んで、素敵な時間を過ごしてください。

うわっ、大変なことを忘れていました。マーサ野島氏のインタビューをここで聞くことができます!↓
http://sound.jp/chinrai/index.html
これは、今回の作品展の展示した日にカフェ豆で収録したものです。盟友まつを氏がマーサの作品のルーツをあざやかに引き出していきます。そして、ひとまず録音が終了して、さらに深い話をマーサが語ってくれました。それはここ↓まつを氏のサイトで聞くことができます。
http://sound.jp/matsuwo/#9
この話を聞くと、マーサさんが半端なアーチストではないことがおわかりいただけりと思います。