今日は月曜日、カフェ豆の定休日です。

今日は月曜日。カフェ豆は祝日でも月曜日はお休みです。今日も多くの方がお店に来てくださいました、申しわけありません。このごろ土日のお客様が増えまして、店主とその妻はかなりハードです。なんせもう歳ですから(笑)。カフェ豆はお店の広さの割に隻数が少ないので、5〜6組のお客様が来られたら満員です。で、昨日なども開店から夕方までほぼ満員状態で、前日徹夜していた店主の体力は限界でした。で、夕べはほんとにひさしぶりにまともに寝ました、12時間(笑)。目が覚めると朝の10時。あわててお店に出て、休みの日にしかやれないことをやっています。そうするとお店の前で「あらら〜、休みだ〜」とか、おでこに手をあてて残念がっていらっしゃる方が後をたたなくて、そのたびに「ごめんなさい、今日は定休日なんですよ〜」と、私が気がついた範囲で説明しています。もしかしたら月曜日にしか来れない方もいらっしゃるかもと思うと、ほんと申し訳ないですが、私も休まないわけにはいかないというか、お店は休みでも、それ以外のことをやらなくちゃいけないので仕方がありません。かといってスタッフを増やせるほど儲からないし(笑)。そもそも儲けるためにやってないし(大笑)。もうちょっと有名になれば月曜定休日も知ってもらえるかな。

おかげさまで、年が明けてから順調にお客様に来ていただいているカフェ豆。週末は、私の中学校の同窓会があり、私はお店があるので参加できなかったのですが、同窓会に参加した同級生全員と当時の担任の先生、それから一次会で参加できなかった2人の同級生とも合流して、一人残らずカフェ豆に来てくれました。なんと朝の3時まで盛り上がりましたよ。35年ぶりに会う同級生もいたりして、最初はどこのおじさんかな?と思うのが、ちょっと話をしただけですぐにあの頃に戻れるのが不思議です。めちゃめちゃ楽しい夜でした。あのころ中学生だったみんなが、今年もう50歳なんだからねえ。
 
現在開催中の「マーサ野島作品展」とっても評判いいです。最初は作品のあまりの存在感に、お客様が引きはしないかと心配したのですが、取り越し苦労でした。作品群のなかで、自然に本を読んだり、珈琲を味わったり、音楽に聴き入ったり、歓談したり、お客様それぞれの時間を楽しんでいらっしゃいました。不思議なことに、ちょうどうまい具合にお客様が入れ替わって、混雑もせず、かといって空きもせず、ある意味もう理想的なカフェ豆の姿だったです。ただ理想的でないのが相変わらず私のアタフタぶり。まあ、去年よりもましかとは思いますが、個人的に大きな課題ですね(トホホ)。

先日からお知らせしています「マーサ野島トークショー」2月2日(土)午後3時開場3時30分開演。アメリカ時代の彼女の作品やワークショップでの子どもたちとの共同作業の写真スライドも交えながら、現代におけるパブリックアートの意味と重要性を探る1時間半です。会費は1000円(コーヒー付き)。限定30名。参加ご希望の方は電話095-825-4455で予約してください。メールでは受け付けておりませんのでご注意ください。

明日の午後つまり1月15日(火曜日)20時半〜21時『Siteまつをの珍来ラジオ』長崎市民FM、767MHzにて彫刻家マーサ野島氏のインタビュー番組がオンエアされます。今月9日の展示の日にカフェ豆で行なったインタビューの前半です。彼女の言葉は半分英語ですが、ご主人の野島泉里さんが通訳してくれているので、とてもわかりやすいです。そして、いったん収録が終わってからの話をここhttp://sound.jp/matsuwo/で聴くことができます。前半よりももっとリラックスして、ほとんど英語ですがコアな部分を雄弁に語るマーサがいます。よかったらお聴きください。その話を聞いてわかったのですが、彼女の作品の素晴らしさは、いわゆる西洋の現代美術の流れとは確実に一線を画しているところ。そしてあくまでヒューマニズムを根底としたコミュニケーションのアートだということで、私が個人的にもたいへん注目している作家です。残念ながら彼女はとても忙しくて日本に来られてからの作家活動を休止されていますが、今回展示しているアンダースキンシリーズの作品は、彼女の数あるエネルギッシュな先品群の中でも特に内面的な精神性を掘り下げたコアなものとして重要な位置を占めていると思われます。めったに見ることのできない作品ですので、この機会にぜひご覧ください。ギャルリーコクトーは美術館ではないので入場無料です。ただカフェなのでできればドリンクメニューのオーダーをお願いしています。コーヒー1杯で、1時間でも2時間でもすばらしい作品と語り合っていただける空間です。たまには日常生活から一歩はずれて、ゆっくりと質の高いアートに触れて自分を振り返ってみるのもいいかもしれませんよ。