美術館のようなカフェ豆

マーサ野島作品展の準備が終わりました。そしてまつを氏によるマーサ野島氏へのインタビューも無事終了。まつを氏に感謝。

まつを氏の的を射た質問にマーサの作品の秘密を垣間みることができました。そのインタビューは後日まつを氏のサイトにアップしますのでお楽しみに。
ある程度予想はしていましたが、実際に展示してみると、これほど質の高い作品展はめったにないと思いました。もうカフェ豆は美術館です。冗談じゃないです。へたなBGMは流せません。今日はカメラを自宅に忘れたので、店内の様子はマーサさんのご主人である野島泉里さんが撮ってくれた上の写真でしかお見せできませんが、6点の並外れた作品によってカフェ豆はすごい空間になりました。きっと昼よりも夜のほうがもっとすごいと思います。美術館と違って、椅子に座ってじっくりと作品と対峙できます。美術品が飾りではないことがはっきりわかると思います。アメリカで生まれ育った彼女がなぜアカデミックなフォーマリズムとは対局にある表現に辿り着いたのか、というより最初からフォーマリズムとは遠いところから出発していたからこその現在の表現であることが、このインタビューを通してわかりました。彼女はよくいる東洋趣味の外人さんとはまったく違います。そしてまたよくいる独りよがりの自己表現者でもありません。彼女自身が自分の存在のルーツを探る表現過程において、コミュニケーションとヒューマニティの大切さが自然なかたちで結実したのだと思います。だからこそ今、多くの人に彼女の作品を直に感じていただきたいと思います。明日から1ヶ月、カフェ豆は美味しいコーヒーの飲める贅沢な美術館です。是非是非おいでください。
それから、会期の終盤にはマーサ野島トークショーを開催します。2月2日(土)午後3時開場3時30分開演。アメリカ時代の彼女の作品やワークショップでの子どもたちとの共同作業の写真スライドも交えながら、現代におけるパブリックアートの意味と重要性を探る1時間半です。会費は1000円(コーヒー付き)。限定30名。参加ご希望の方は電話095-825-4455で予約してください。メールでは受け付けておりませんのでご注意ください。
 
というわけで今日までお店はお休みしました。でもたくさんの方がおいでになりました。そのたびに「すみません、今日はお休みなんです。またお願いします」と何度もお詫びをしなければなりませんでした。せっかく足を運んでいただいたのに、ほんとうに申しわけありませんでした。明日から少なくとも2月10日までは月曜しか休みません。よろしくお願いします。明日のランチはにんじんパンとパンドカンパーニュ、クリームシチューとコーヒーです。そしてプチデザート第一弾「水切りヨーグルトとバニラアイス、ブルーベリーソース添え」300円が登場します。ランチのあとにケーキまでは入らないけどちょっとデザートがほしいなというときにぴったりです。デザートは週替わりで毎日やりますのでよろしくです。