「カステラを食べながらカステラと文学の話を聞く会」

本日午後3時から開催しました「カステラを食べながらカステラと文学の話を聞く会」は、おかげさまで超満員のなか大盛況のうちに無事終了することができました。まさに「カステラは文化の味がする」という文字通りの楽しいひとときでした。このイベントを行うにあたり、大変お世話になりましたカステラ元祖「松翁軒」様、タイピントギャラリー様、広友社様をはじめ、多くの方々の惜しみない御協力あればこそと感謝しています。そして素晴らしく味のあるお話をしてくださった講師の明坂英二様、ほんとうにありがとうございました。私の無理な注文を快く引き受けてくださり、会の終わりにはお疲れのところを多くの方に本のサインまでしていただくなど恐縮しています。それから悪天候の中を、わざわざ遠いところからもたくさんの方に来ていただきました。なにかと行き届かない点があったとは思いますが、まだ駆け出しのカフェということで大目に見てやってください。今日の皆様の様子を見て、これからもこの長崎でさまざまな分野のすばらしい表現をご紹介していこうと、決意を新たにいたしました。これでまたひとつ勢いがついたような気がするカフェ豆店主です。来年一年間、すばらしい作家さんたちの展覧会が目白押しのギャルリーコクトーをよろしくお願いします。

「やってみないとわからない。やらないと意味がない。やったからこそ意味があり、その先が見えてくる。」そう思います。カフェ豆のやることはほんの小さなことかもしれませんが、それでもやったということの意味は大きいと思っています。「ああなるといいなあ」とか「あれはこうするべきだ」などと言ってるだけなら誰でもできるし、大した意味はない。たとえ小さなことであっても何かをやると、そこからそれまで考えもしなかったことが見えてきたり出会ったり現われてくると思います。それは自分の力でやるとかやらないとかの問題ではなく、いろいろな人とのつながり関わりの中でひょっこり顔を出す新しい展開。それが未来だと思うのです。時間的な経過の先に未来があるのではなく、新しい出会いの中に未来があるのではないでしょうか。カフェ豆をオープンすることに関わってから、じつに多くの人とのつながりができました。多くの人が集まって来てくれます。ほんとうに有り難いことです。そしてきっと本当の意味での新しい何かが現われてくれると信じています。カフェ豆の看板を掲げたのは私ですが、カフェ豆をつくっていくのは、ここに集うさまざまな方たちだと思います。そしてそれはとてもありがたい貴重な瞬間を育むものだと信じています。カフェ豆のイベントはまだ2回めですが、3回目4回目10回目100回目と回を重ねていくうちに、思いもしなかったようなことが待っている気がします。これからもよろしくお願いします。

明日は日曜日。まだまだカステラ文學館博覧会は続きます。まだ見ていない方はお見逃しなく!あの新聞広告をつくられた広友社様とNCCテレビのご協力により、カフェ豆店内で「カステラ文学館」のテレビコマーシャル3編を見ることが出来ます。下谷二助さんのイラスト原画とともに、動くカステラ文学観もお楽しみください。