カステラ文學館博覧会 開催中!

きのうお客様に「週間ランチ情報」はもう載せないの?と訊かれました。すみません、ついうっかりして忘れておりました(笑)。もうあっという間に週末なので、来週のランチ情報を載せますね。

ランチの予約はその日の午前中までなら確実にできます。じつはこのあいだからランチの予約をしていただいたお客様にはデザートにちょこっとアイスクリームをサービスさせていただいています。せめてもの感謝の気持ちです。お店に来られる直前でも電話で予約をいただけたらデザートゲットです(笑)。

現在開催中の「カステラ文學館博覧会」。よく考えてみたらここで内容をあまりお知らせしていませんでしたね。長崎新聞の紙面広告に10年以上ものあいだ掲載されて来た読み物広告シリーズの「カステラ文学館」というのがあります。あの個性的なイラストを見れば「ああ、あれか!」とたいていの人はご存知かと。今でもそのシリーズは続いていますし、テレビコマーシャルでも流れています芥川龍之介夏目漱石をはじめ、数々の名作を残した近代日本を代表する作家と詩人のおどろくべきカステラとの関わり。そしてまた長崎への思い。それらのエピソードを軽妙洒脱な文章で見事に紹介されている明坂英二氏の文章と、下谷二助氏の一度見たら忘れられない個性的なイラストで展開されています。その過去10年間で30回になる新聞広告そのものと、それに使用されたイラストの原画を展示しています。普段目にする印刷物と違って、イラストの原画は作者の筆遣いがリアルで見応えがあります。ぜひ原画を見ていただきたいです。おふたりのプロフィールをご紹介しますね。
 

明坂英二(あけさかえいじ)1931年、神戸市生まれ。早稲田大学仏文科中退。PR誌のエディター、ライターの仕事のなかで食の文化史にひかれる。著書『かすてら加寿底良』(講談社)、『玉子を割らなければオムレツはできない』(青土社)、『オーヴンからの手紙』(同)、『シュガーロード』(長崎新聞社)、絵本『小さな卵の大きな宇宙』(福音館書店)など。日本エッセイスト・クラブ会員。
 

下谷二助(しもたににすけ)1942年、東京生まれ。90年、講談社出版文化賞さしえ賞、91年『年鑑日本のイラストレーション』作家賞ほか受賞。世界のネズミ捕り器やバケツのコレクターでもあり、95年「テレツクテンテン、スッテン展」、97年「人じん・展」などを開く。著書に『ネズミ事師の仕事と生活』(情報センター出版局)、『描く書くしかじか』(旬報社)などもある。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。


おかげさまで、12月15日(土)午後3時からのイベント「カステラを食べながらカステラと文学の話を聞く会」は、文章を書かれた明坂英二さんに、文学とカステラのお話をしていただきます。そして松翁軒のカステラとカフェ豆のスペシャルティコーヒーをいただきながら、なごやかにお話を聞くひとときです。ただいま予約のお電話をいただいております。お席はまだ余裕がありますが、お早めにどうぞ。

さてさて、カフェ豆のもうひとつの顔ギャルリーコクトーは毎月いろんなジャンルのアートを企画しています。毎月がらりと壁面が変わります。壁面だけでなく立体作品も続々登場予定のギャルリーコクトー。このクオリティーをしっかり保ちながら、さらに前へ後ろへ上へ下への八面六臂(なんのこっちゃ)変化するカフェ豆をどうかよろしく!