いよいよ明日は

カフェ豆初のライブの日。この日のためのボジョレー・ヌーボーが届きました。

明日は通常の営業を午後5時で終わらせていただきます。それからコンサートの準備にかかります。7時開場とお伝えしていましたが、6時30分には開場したいと思います。ゆっくりとボジョレーを飲みながら開演を待つのも一興。25名+αの予約のお客様限定となって申しわけありません。それから来れるかどうかわからないけど、とりあえず来れたら入れてくださいという予約をされた方もOKです。
個人的には今年のボジョレーがどうなのかそれほど興味はないのですが、ま、話のタネのひとつにでもなればということで軽〜くいきたいと思います。ボジョレーが日本でもてはやされたのは、ちょうどバブルの頃だったと思います。世界中の高価なものを金にあかして買いあさっていた日本人の象徴的なもののひとつのようで、普段ワインを飲まないようなバブル成金オヤジがボジョレボジョレーとはしゃいでいた。バカか、と思っていました。あ、失礼。カフェ豆店主とあろうものが汚い言葉を発してしまいました。ま、そんなこんなでべつに今年のフランスワインの出来を心の底から期待して、大枚はたいてでも一時間でも早く飲みたいと思う日本人がどれだけいるのかということです。ブラジル人がこぞって日本の新酒を飲むためだけに飛行機に乗ってやってきたら変だなあと思うでしょ。そんなことをバブル期の日本人は平気でやってたんですなあ(笑)。そんなこととは関係なく、今年とれたブドウののフランスワインを飲みましたってことで、「別府温泉に行ってきました」という名のクッキーのおみやげみたいなものですね。不思議なことに「今年のボジョレーは美味かったよ」という話は聞いても、「今年のボジョレーはサイテーだね」なんて聞いたことがない。だいたい世界中に流通するお酒なんだから不味いわけがない。それを「今年の…」なんて訳知り顔で蘊蓄を語られたんでは興ざめってもんです。「長崎の皿うどんはどこが美味しいですか?」という質問に、みんな自分が食べてるお店が一番おいしいと口を揃えて言うのと同じで、べつに長崎中の皿うどんを食べ比べて言ってるわけじゃあない。ま、それでいいんですけどね。だから「今年のボジョレーは美味かったよ」という人は、ただ単に「おいらは毎年11月の第三木曜日にボジョレーを飲んでる粋な都会人なのさっ」と言いたいんだなあ、ぐらいに思っています。ボジョレーを売ろうとする店主がこんなことを書くなんてもってのほかでしょうが、地道に正直にが信条のカフェ豆だからこそです。ある意味恐いものなしです(笑)。このあたりをわかって飲みましょうよ、今年のボジョレー・ヌーボー。経済の構造上、美味しくってあたりまえなのです。