カフェラテとカプチーノ

徹夜続きから解放されて、今日は土曜日。とはいっても休むわけではないですが、気分的にほっとしたのか少しボンヤリ気味。まだまだやることはいっぱい残っているので気は抜けないです。土曜のゆるりとした昼下がり。やっと肌寒くなった外の空気。あったかいカフェラテは身も心もあっためてくれます。スペシャルティコーヒーをエスプレッソマシンでいれたカフェラテは、はじめて飲んだ人は、きめの細かい柔らかなスチームドミルクがたっぷりなのに、しっかりとしたコーヒーのコクがあるのにびっくりされると思います。
ときどきカフェラテとカプチーノはどこが違うの?と訊かれます。はっきり言ってお店によってさまざまなので、これがラテでこれがカプチーノだ!という境目をはっきりとは決められないようです。大雑把に言えば、上にミルクの泡がたっぷり乗っているのがカプチーノといえるでしょう。そもそもカプチーノってイタリアのお坊さんがかぶっている白いふわりとした帽子がカプチーノのミルクの泡に似てるところから来たんだとか。どっちにしても中身はコーヒーとミルクで、その分量とか泡立て具合とかは様々です。カフェ豆のラテはエスプレッソのソロ。カプチーノはドッピオ、つまりラテの倍の量のエスプレッソを使っています。だからかなり濃いめのコーヒーですが、しっかりとスチームで泡立てたミルクがやさしい味にしてくれます。その微妙なバランスがむずかしいんですねえ。ラテの上に泡をたっぷりのせれば、べつにそれでも立派なカプチーノなんですけどね。だからカフェ豆では濃くて泡がたくさん乗ってるのがカプチーノと思っていただければいいです。シナモン味のミルクコーヒーがカプチーノだと思っている人もいますが、少なくともカフェ豆のカプチーノにシナモンは使いません。お店によってはシナモンスティックをカップに突っ込んであるところや、表面におもいきりシナモンパウダーがふりかけてあったりして、飲む前にくしゃみが出そうになったり、せっかくのコーヒーの香りも味もどこかに飛んでいってしまいます。カプチーノはミルクとの絶妙なまざりぐあいが命だと思いますので、できるだけシンプルに、そしてなめらかなミルクの泡を立てるように気をつけています。ミルクのスチームって、けっこう集中力いるんですよ(笑)