店名は cafe豆ちゃん

カフェ豆の正式名称をめぐって二転三転していたのだけど、ついに決まったっていうか決めたというか、結局「cafe豆ちゃん」ということに。どうかcafe豆ちゃんを末永くよろしくお願いします。さきほど初代豆ちゃんの妻、つまり私の母に「cafe豆ちゃん」開店の旨の報告をしにいったところ快く承諾をいただいた。さあ、これで正式なロゴやサイン計画も進められる。ところがここにきてデザインの仕事がドカンと入ってきた。嬉しいやらなんやら…ということで来週いっぱいまでは身動きがとれそうにない。ここは気持ちを切り替えて仕事に専念しよう。

カフェ豆ミュージックNo.6はエリック・サティ

サティ:ピアノ作品集(1)

サティ:ピアノ作品集(1)

サティ:ピアノ作品集ー2

サティ:ピアノ作品集ー2

サティ:ピアノ作品集(3)

サティ:ピアノ作品集(3)

なんだかんだ言ってもやっぱりサティは好きだ。ただ世に多く出回る甘ったるいサティは大嫌い。サティは高橋悠治の一見冷徹とも聞こえる演奏がいい。今回この3枚のCDをネットで購入したところ、なんと3枚で2500円だった。クラシックは名盤でも安いので助かる。これまで持っていた高橋悠治のサティはLPレコードだったので久しく聴いていなかった。こうしてあらためて聴くとサティが元祖アンビエントなんだとつくづく思う。アンビエント・ミュージックというともやもやした宇宙のこだまみたいな電子音のイメージがあるけど、本来は決してそうではなく、サティ自身が言うように、家具のような音楽であるとともに、そこには日常というものの解釈を越えるだけの力とセンシティブな感性が備わっていると思うし、またそうでなければアンビエントとは言えない。よくヒーリング・ミュージックとかティラピスのための音楽とかいって、わけわかんない電子音と鳥や波の音を合わせて売っているけど、ほんとのアンビエントってそんな安っぽいものではないはずだ。ちょっと売れそうならすぐさま質を落としてコストダウンして大量生産してバッカバッカ売りつける世の中には困ったものだ。でもこのCDは安いけど中身は正真正銘本物のサティの演奏がある。