KTNチャリティ美術展のお知らせ


第12回 KTNチャリテイ美術展
チャド共和国の子どもたちの笑顔のために〜
平成25年1月22日(火)〜29日(火)
10:00~18:00 最終日16:00まで
 
今年もKTNギャラリーのチャリティ美術展にわたくしカフェ豆店主も出品させていただきました。
売上金はチャド共和国の子どもたちのために寄付されます。
今回の私の作品はこれ↓です。出品者すべての作品が一律3万円で購入できます。

この作品は写真をCG加工して作ったもので、
一昨年、長崎県美術館で開催した骰展に出品した作品を小さく出力したものです。
私の作品にかぎらず、KTNギャラリーで個展をしたことのある作家さんの作品がずらりと並び、そのどれもが一律3万円で購入でき、その一部はチャリティーとして寄付されます。普段はとても高価で手のでない方の作品も3万円で購入できるとあって、初日からかなりの作品が売約済みとなります。私の作品は油絵とかじゃなくて写真ですからそれほど売れませんけど(笑)前回は私の作品も買っていただいて、少しですが東北の震災の支援ができました。

雪崩のように月日が過ぎていきます。いろんなことがあっという間に過去の曖昧さの中に紛れこんで、どこまでが本当のことだったのかさえわからなくなっています。いつのまにか過去の記憶が違うものとすり替わっていたり、そのことにさえ気づかないままのほうがきっと多いのだと思います。いろんなものをぼやかしながら過去のものにしていく。またそうしなければ未来へ向かうことができないのかもしれません。はたして闇雲に未来へ突き進むことがいいことなのかもわかりません。しかし私たちは未来へしか進めない。過去にすがりついてばかりいても時間は待ってくれません。そういう意味では私たちは視界の悪い道を後ろを見ながら、なおかつ見えない前に向かって否が応でも歩かされているのだと思います。自分で歩いているようなつもりでも、じつは歩かされている。それを否定したところで、すでに誰かにつくってもらっている道を知らない間に歩かされている。そうした意味では、仏教の「生かされる」という生命存在の有り様に近いものがあるのかもしれません。誰かによって生かされる。何者かによって未来へ向かって歩かされている。自発的に生きようとする思いも、それ以前に生かされているところから始まっていることを忘れてはならないということでしょうか。