手作りジャムのイチゴミルクスムージィ

さて、きのうから始めました「手作りジャムのイチゴミルクスムージィ」は、先日たまたま八百屋さんの店頭にあったイチゴが美味しそうだったので、思わず買って来たのを、さてこのイチゴどうしたものかと思っているところ、以前見たジャムづくりの本を思い出し、それにそってイチゴジャムなるものを作ってみました。
これがそのイチゴ。小ぶりだからっていうだけで安かったんです(笑)

まずは洗って葉っぱとヘタをとります。なんで「ヘタ」っていうんでしょうね。布巾で水気を軽くとって、重さを量ると1378gでした。

イチゴの量の半分の重さの砂糖と一緒に鍋に入れ

100ccのレモン果汁を加えます。
レモンは見た目がごつい島原産のレモン。でも味はやさしいんですよ。

ここから新鮮なイチゴに砂糖とレモン果汁をしっかりからませること6時間。そう、まだ火にはかけずに、じっとそのままにしておきます。そしたらこんなになりました。

それから火にかけるのは8分間。たったの8分間です。ジャムって言うと、コトコトう弱火でじっくり煮込むって感じがしますが、これはそうじゃなくて、砂糖に6時間以上なじませておいてから、一気に火を通します。かなり大きな鍋で煮てよかったです。スッゲー泡立ちます。アクが出るので、煮ているあいだにていねいにアクを取り除いていきます。そしたらイチゴのなんというか瑞々しさを損なわずに、こくがあるけどやさしい味のジャムができるようです。

小さな鍋に移し替えました。美味しそうでしょ。美味しいです(笑)

でもって煮沸消毒した密閉できる瓶に詰めでできあがり。手前は試しにつくったスムージィ。

このとき試しにつくったスムージィがことのほか美味しかったので、すぐにカフェ豆の期間限定メニューに決定しました(笑)
ということで出来上がった「手作りジャムのイチゴミルクスムージィ」は、この手作り8分間だけ煮たイチゴジャムに氷と少しの練乳といっしょにブレンダーで撹拌し、河合一民ガラス工房で特注したカフェ豆オリジナルグラスに注ぎ、その上にバニラアイス、ジャムの粒まるごと、そしてさらに練乳をトッピングしてできあがり。

これが美味しくないわけがない。8分間しか火を入れていないせいか、イチゴ本来のやさしい酸味が生きていて、なおかつ甘さがあとにのこらないすっきりした後味なので、女の子はもちろん男性にも喜んでいただける美味しさです。この春の期間限定新作は美味しいイチゴが八百屋さんの店頭に並ぶかぎり続けたいと思います。みなさま一度お試しを!

わたくしカフェ豆ちゃん店主は、今年54歳になるおじさんというより、もはやジジイに足をつっこみかけている歳ですが、この歳になってティラミスだのスムージィだのつくるなんて思ってもみませんでした(笑)。もちろんプロのパティシエやシェフにかなうわけがないのですが、こうして手作りでピンポイントのメニューを楽しみながらつくっていると、けっこう美味しいものができるんだなあと思いました。大量生産薄利多売大型チェーンカフェでは絶対まねのできない手作りならではの優しさと手数が売りの極小カフェメニュー。これからも少しずつ季節にあわせた美味しいスイーツをつくっていきたいと思っています。