田口ランディ講演会へ是非おこしください!

今日は午後3:00から7月の「昼ジャズ!!」です。素敵なジャズの生演奏が無料でお楽しみいただける「昼ジャズ!!」。きのうの「昼クラシック」に続いて2日連続の無料ライブにみなさんお気軽におこしください。また来週の日曜日はリマーさんによるボサノヴァの無料ライブもあります。「昼クラ」「昼ジャズ!!」「昼ボサ」と、カフェ豆ちゃんはいつのまにかライブのお店と思われがちですが、ふつうのカフェなんで、いつでも美味しいスペシャルティコーヒーを気軽に飲みに来てください。
カフェ豆ちゃんはそんな普通のカフェなんですが、「田口ランディ講演会」を開催します。この普通のカフェがやるってところがミソなんです。カフェのオヤジがふつうの友だちをあつめて実行委員会をつくって、ふつうに発信する。これは「ながさき8・9平和展」も「長崎8・9水辺の森音楽祭」も同じです。みんなそれぞれに仕事をもって生活しているふつうの人たちが、なんの利害や組織もないところでやっていく。そのことが今からは大切なんだと思っています。行政主導ではなく、既存の団体の画一的な統制でもない。ふつうの人のふつうの思いをカタチにしていくこと。今回の講演会もそういう思いで計画しました。

会場がカフェ豆ではなくて長崎原爆資料館ホールという345席+車いすスペース3席という大きな会場です。ぜひ参加者でいっぱいにしたいと思っています。「まだあいてますか?」と恐る恐る電話をかけてこられますが、つい先日予約を開始したばかりなので、まだたっぷり余裕があります。余裕というより、あと11日で埋まるのかどうかの心配が大きいです。きっと講演会開催のことを多くの人に知っていただければ、すぐに席は埋まるのでしょうが、開催日が決定するのが2週間前という非常事態になったのです。
じつはランディからは3月の時点で快諾いただいていたのですが、今回の講演会開催にあたり、私がもうひとつどうしてもやりたいことがありました。それは長崎市長に講演会に来てもらうということです。そして長崎市長がいちばん忙しいこの時期に来てもらうことが決定しました。その決定までにこんなに時間がかかってしまいました。ふつうの人たちがやることと行政をしっかりと結びつけたい。結びつくかどうかはわからないけど、そのひとつの契機になればと思うのです。ということで、そんな思いもすでに市長には届いていますので、8月4日に貴重な時間を割いていただきました。今後日本は核エネルギーをどうしていくのかが迷走してしまっているので、被爆都市長崎の市長の発言も微妙になるわけなので、当日はさすがに対談というわけにはいかなくなり、それでも挨拶はしていただけるようになりました。
きのう市長と少し話をしました。ランディさんの「日本が戦後にどうして原発大国になっていったのでしょうか。その歴史的な経緯を見つめ直し、賛成派、反対派という対立を越えて、わたしたちの未来はどのように創造されうるのか」という視点にとても共感すると。わたしもそう思います。賛成派と反対派の対立の中からは何も生まれないと思います。行政や民間を超えて、みんなでそんなことを考えていただく機会になればと思っています。ひとりでも多くの方に会場に来ていただければと思います。特に、原子爆弾による被爆国日本が、さらに第五福竜丸事件から今回の福島原発事故へと進んでいく歴史をたどりながら、なぜこうなってしまったのか、そしてこれからどういった視点で私たちは未来を見ていけばいいのかをみんなで考える機会にしていければと思います。どうかみなさんの大切な家族やお友達を誘って「田口ランディ講演会」に是非ご参加ください。