生○○の話

今日もヨタ話です、すみません(笑)。
先日、中学生の息子が修学旅行から帰ってきて、お土産はぜんぶ八つ橋でした。八つ橋を何箱も買ってきて、いろんな人に配ってました。息子のやっつけ仕事的なお土産の買い方に多少不満な気持ちをもった私でした。で、ふと思ったのですが、みなさんご存知のように京都名物「八つ橋」には「生八つ橋」というのがあります。あれってわざわざ生ってつけてあるのに蒸してあるんですよね。焼いてないから生だとはいっても、それでも生地を蒸してあるんだから生ではない。ま、どうでもいいんですが(笑)、長崎名物カステラにも近頃「生カステラ」っていうのが出てるらしくて、食べたことがないので美味しいのかどうか知らないんですが、それってカステラの焼けそこないとどこが違うんだろって(笑)。生ビールが熱処理をしていないビールのことなんだから、生カステラって熱処理してない、つまり焼いてないカステラなのか? でも本来焼くものを焼かずに出すと「生○○」っていうように、たとえば魚は「生魚」だし、肉は生肉。まあ、刺身ともいいますが(笑)。すると焼き鳥の場合は「生焼き鳥」じゃなくて「生鳥」? いや、ただの鶏の生肉ですよね。カステラを焼かなかったら、ただのベロベロの卵と小麦粉と砂糖を混ぜただけのもので、とても食べられたもんじゃない。だから「生カステラ」っていってもやっぱりある程度焼いてるんだろうと思う。なのに生カステラというのも変だなと。正確に言うなら「生焼けカステラ」(笑)。で、どうやら生ドーナツというのも出たらしい。生カステラも生ドーナツも、生の定義が本来の熱処理していないということであれば、どっちも卵と砂糖と小麦粉を混ぜたベロベロの液体なんじゃなかろうか。じゃあ、生パンと生うどんと生パスタと生ピザと生お好み焼きなんてみんな水で練ったただの小麦粉でしょ。しかも食べらたもんじゃないし。…で、なんで生の話かっていうと、先日テレビのニュースで北海道がこの冬一番の寒さで、すごい雪が降っている映像が映ってたんですけど、その大雪の中を生足で歩いている若い女の子がいました(そこか〜い!)。鉄腕アトムのウランちゃんみたいな足(笑)。いくら流行だからといっても、冬の北海道でも女の子は生足で歩いてるんですね。すごい…いや、すごくはない(笑)。で、若い女の子の足はもちろん熱処理してないから生がつくんだなと変になっとく…いや、そんな話じゃなくて、この数年、女の子が過剰に足を露出して歩いているのを見て、50過ぎたおじさんとしてはどうも目を覆いたくなるのです。足を過剰に露出しているだけではなくて、髪なんかどうやったらそんな不自然なかたちにできるんだろと思うほど爆発してて、目も口もいつも半開きで、靴は花魁道中みたいなのを無理して履いているからくるぶしがいつも震えていて、手も足もすごい色の爪をつけてるし、化粧はかつてのバウハウスの創作バレエみたいな斬新と言えば斬新だけど、単にだらしないだけみたいだし。まつげは「黒い紙をはさみで切ってのりでつけただろ」っていうくらい不自然で。そういう女の子を個人的には「ふとももちゃん」って名付けています。本人はカ〜ワ〜イ〜イと思ってるんだろうなとは思いますが、決して可愛くはないとおじさんは言いましょう(笑)。ま「お前に言われたくねえよ」でしょうけど。この「ふとももちゃん現象」は4・5年前から顕著で、なかにはもう信じられないような格好の子たちがいますよね。このあいだ思わず「ハローウィンか?」ってひとり突っ込みしてしまいましたよ。まあ、時代を映し出すファッションといえばファッション。昔いわゆる「ヤマンバ」が出てきたときも驚きましたが、それでも今頃のふとももちゃんの比ではない。で、真夜中のコンビニとかマックの店頭で、マナーなんかおかまいなしのやりたい放題のふとももちゃんを見たりすると、「あ、これが今の日本の“ありさま”なんだ」と思うのです。で、そんな子たちがゲームセンターの前の路上に輪になってベタ座りしてタバコ吸ったりお菓子を散らかしながらほお張ってる。ある日そんな子たちがいる横を中学生の息子と通ったら、しばらくして息子が「さっきの女の子の中にうちの学校の子がいたよ」「シェ〜〜ッ!!」。修学旅行のお土産に生八つ橋ばっかりたくさん買ってきた息子がとても立派に見えました。