は〜たけ〜もと〜ぶと〜ぶ い〜えもと〜ぶ


さてさて、あさっての日曜日はおまちかねの「夜ジャズ!!」です。まだ入れそうですので、これからは予約なしでもOKということにします。もう予約なしでも来れる人は来てくださ〜い。秋の夜長を素敵な大人のジャズで過ごしませんか。
 


まるで機関車のように時間が過ぎていきます。まわりの景色が目まぐるしく飛んでいくようです。そこで思い出したのが童謡の「汽車ポッポ」

 汽車 汽車 ポッポ ポッポ
 シュッポ シュッポ シュッポッポ
 僕等をのせて シュッポ シュッポ シュッポッポ
 スピード スピード 窓の外
 畑もとぶとぶ 家もとぶ
 走れ 走れ 走れ
 鉄橋だ 鉄橋だ たのしいな
 
 汽車 汽車 ポッポ ポッポ
 シュッポ シュッポ シュッポッポ
 汽笛をならし シュッポ シュッポ シュッポッポ
 ゆかいだ ゆかいだ いいながめ
 野原だ 林だ ほら 山だ
 走れ 走れ 走れ
 トンネルだ トンネルだ うれしいな
 
 汽車 汽車 ポッポ ポッポ
 シュッポ シュッポ シュッポッポ
 けむりをはいて シュッポ シュッポ シュッポッポ
 ゆこうよ ゆこうよ どこまでも
 明るい 希望が 待っている
 走れ 走れ 走れ
 がんばって がんばって 走れよ
 
さすがにこの歌も2番と3番の歌詞は知らなかったです(笑)。
なんかめちゃめちゃ能天気で楽しい歌ですよね。
この汽車ポッポという童謡は、昭和13年に「兵隊さんの汽車」という題名でつくられたそうです。
 
「兵隊さんの汽車」
 汽車汽車 ポッポポッポ
 シュッポシュッポ シュッポッポウ
 兵隊さんを乗せて
 シュッポシュッポ シュッポッポウ
 僕等も手に手に日の丸の
 旗を振り振り送りませう
 萬歳 萬歳 萬歳
 兵隊さん兵隊さん 萬々歳  
 
 汽車汽車 來る來る
 シュッポシュッポ シュッポッポウ
 兵隊さんを乗せて
 シュッポシュッポ シュッポッポウ
 窓からヒラヒラ日の丸の
 旗を振ってく兵隊さん
 萬歳 萬歳 萬歳
 兵隊さん兵隊さん 萬々歳  
 
 汽車汽車行く行く
 シュッポシュッポ シュッポッポウ
 兵隊さんを乗せて
 シュッポシュッポ シュッポッポウ
 まだまだヒラヒラ日の丸の
 旗が見えるよ汽車の窓
 萬歳 萬歳 萬歳
 兵隊さん兵隊さん 萬々歳
 
こんな歌だったのが、終戦直後の昭和20年の大晦日紅白歌合戦でこの歌を歌おうとしたところがGHQにダメだしくらって急遽3日ぐらいで歌詞をつくり直したのがあれだそうです。原爆が落ちて4ヶ月も経たないで、よくまあこんな歌を歌えるなあと思いますが、ようやく戦争が終わって、とにかく前向きに頑張ろう!って雰囲気だったのかもしれませんね。
で、ときどき思うんですが、私のような歳の、つまり50歳前後の人でも学校の歴史の授業で昭和史はほとんど習わない。歴史の授業は人類が猿から人間になったころから始めて、聖徳太子とか鎌倉幕府とか江戸時代の文化とかはちゃんとやるんだけど、明治以降は時間がなくてすっ飛ばしてました。特に昭和史なんてまったく知らない。受験にもあまり出そうになかったから受験勉強でもあんまりやらなかったような気がします。第二次大戦と国際連盟とか国際連合ぐらいかな(笑)。だから日本が昭和の戦争でどんなことをしたのかって、ほとんど知らないです。私は長崎に原爆が落とされてから13年後に生まれました。私が生まれる13年前までアメリカ相手に戦争して、負けてからはアメリカの言いなりになるのもしょうがない。実際60年経つ今もそうですけどね(笑)。なんだか歴史っていうと遠い昔のことような気がしますが、今の世の中もその歴史の延長なんだって考えれば、僕らはもっと昭和史をちゃんと知らなきゃいけないんじゃないかって…こんな51歳にもなって今さらですが。いい大人が自分の生きてきた国の歴史を知らないって、やっぱりまずいんじゃないかと。で、今の子どもたちは昭和史をどんなふうに学ぶんだろう。ちゃんと先生は教えてくれるんだろうか。
 
時間が過ぎていくのを「畑もとぶとぶ 家もとぶ」みたいだなあという話からヘンな話になってしまいました(笑)