「堀内健二展 アートで宇宙を語る」

いやはや、お昼のNHK、見てしまいました。お恥ずかしい(笑)。夕方、仕事で県庁に行ったら「テレビ出てましたね」と言われて、ますます照れ笑い。放送直後は放送局にも問合せの電話が何件かあったそうです。民放のときはちゃんとお店の名前を何度も紹介したり、画面に問合せ先を載せますから、放送のたびにたくさんのお電話をいただいていましたが、NHKさんは国営放送なので店名を音声で紹介したり、お問い合わせ先を紹介したりはできないんだそうで、それでも「あの店はどこにある何というお店ですか?」というお問い合わせがあったんだそうです。ありがたいことです。
 
さて今日は月曜日なのでカフェ豆はお休みです。でも店主は普段できないことを集中してやらなくちゃいけないので、かえって忙しいのが月曜日。お店のシャッターを半分だけあけて、中で仕事をしていると、やっぱり何組かのお客様がいらっしゃいます。申し訳ない。カフェ豆は基本的に月曜がお休みです。ときどきギャラリーの展示作業のため火曜日までお休みすることもありますし、デザインの仕事がめちゃめちゃ忙しくなったりして臨時で1週間休んだりしたこともありますが、基本的に月曜日だけをお休みとさせていただいています。どうかお間違えなきよう、よろしくお願いします。
 
昨日からはじまりました「堀内健二展 アートで宇宙を語る」。久しぶりにカフェ豆がギャラリーらしくなりました。何も展示していない店内も、それはそれでミニマルアート的な緊張感があっていいのですが、作品が展示されると、またちがった緊張感と充実感があります。抽象的な造形を見慣れていない人にとっては、「これ何だろう?」と気がかりかもしれません。何事にも理路整然とした意味をくみとれないものに違和感を感じるような方には、もしかしたら落ち着かないかもしれません。日頃からものごとの意味を越えた感覚を大切にしている方にとっては、とても自由な感覚を受ける作品群だと思います。今回の作品展のテーマは宇宙です。宇宙といってもスペースシャトルが飛び交う即物的な宇宙ではなく、もっと壮大な時空を超えた宇宙と言っていいかと思います。それは大仰な表現ではなく、とても温かいヒューマニズムとさえ言える視点での宇宙が表現されています。「なんだかよくわからない」で済まさずに「なんかこんな感覚っていいよね」と思えるくらいの、なんといいますか、気持ちを開いてみるといいますか、そんな機会になれば嬉しいです。そしたら、こんどは作品以外のものがちがって見えてくるかもしれません。そしてあなたが思い描く宇宙ってどんなだろうって思いをふくらませることができるんじゃないかと。私たちは少なくとも今という時点で世界を共有しているのだから、お互いを認めながら「この世界ってこんなところだよね」と問いかけあうことのできるコミュニケーションこそが必要な時代ではないでしょうか。そんなことを思わせてくれる作品です。是非一度実際の作品を見にお出かけください。