ランタンフェスティバル真っ最中!

夕べは家族三人でランタンフェスティバルへ行ってきました。お店を出るとすぐに眼鏡橋会場で、そこから浜の町会場を見ながら新地のメイン会場へ。いやいやすごいですなあ。長崎ほどの大きさの街でのお祭りがここまでの規模になるのは、やはり長年おくんちをやってきたからでしょうか。いまやおくんちと肩を並べるほどの賑わいを見せるお祭りとなりましたね。あまりに近くなので、あらためて見物したことがなかったのですが、温かいランタンのあかりに包まれて、みんな笑顔で楽しんでいるところがとっても印象的でした。正直言いますと、長崎で暮らしてきた華僑の方々が自分たちで厳かにお祝いしてきたお正月を、観光客を呼び寄せるダシみたいにして行政が無理矢理規模を大きくしたように思えて、本来のお祭りから離れてきたんじゃないかと思っていたのですが、華僑の方を中心に長崎の街を素敵にするために、たくさんの方がボランティアとして参加されていて、これはすごいなと思いました。私も過去に何度もこのランタンフェスティバルのポスターをつくったことがあるんですよ。一度はそのポスターが全国観光ポスターコンクールでグランプリをいただいたこともありました(エッヘン笑)。ま、もう昔のことですけどね。小学6年の息子は写メを撮るのに夢中になり、私と妻は缶ビール片手に角煮まんをほお張る。まわりの家族連れやカップルもみんな笑顔で無数のランタンのあかりに包まれていました。その後、私たち家族は唐人屋敷のランタンを見ようと歩きはじめたのですが、もう時間もだいぶ過ぎていたようで、その日は終わっていました。また今度とは思いましたが、なかなかその機会がいつになることやらわかりません。でも家族で過ごしたランタンフェスティバルはきっと想い出に残ると思います。よかったよかった。
今日は午後からお店を抜け出して、ある会議に出席しました。長崎市屋外広告物審議会という、なにやらお固い会議で、今度で三年目になります。長崎のまちを魅力的にするために景観をけがしたり、老朽化して危険な看板などの摘発や法整備のための審議委員会で、長崎の企業の社長さんや大学の先生方にまじって、デザイナーの立場から意見を述べる人間として依頼されました。ま、年に2〜3度のことなので引き受けたわけです。長崎市内の看板って、大きさや色に制限があるんです。紳士服のお店のでっかい看板や、某西武系商業施設の看板なども、条例に照らし合わせて小さくしたり、色を地味にしたりと、けっこう積極的に活動してるんですね。バス停によく置いてあるベンチには、○○歯科とか△△産婦人科などと広告が書き込んであります。あれベンチ自体も違法といえば違法なんですね、べつにバス会社が置いてるのではなく、どこかの広告代理店が広告を取ってきて勝手に置いているんだそうです。でもバスを待つ人には役に立っているから、結局慣例として見て見ぬ振りをしてきたんだそうです。ま、いいですけどね。それから屋外広告の文字は、一文字の大きさが1.2メートル以内じゃないとだめなんだそうです。で、このことを知ってから、街の看板を見る目が変わりました。どう見ても1.2メートル以上ある看板がけっこうあることがわかりました。最近あちこちて建っている全国チェーンのパチンコ屋なんかも…。それから郊外に出ると、田舎道に突然そびえたつ「○○クリニック」とか「□□循環器科」などの個人病院のどでかい看板。景観もなにもあったもんじゃない。こんなのこそ規制してもらいたいものですが、長崎市内でも郊外のほうでは適応されないんだそうです。なんだかなあ。バス停のベンチにしても、郊外のでかい看板にしても病院が多いんですね。ま、お金があるからでしょうけど、少しは街の景観のことを考えてくれてもいいんじゃないかなと。その看板がかえってマイナスイメージになっていることがわからないんでしょうね、残念。
昨日はカフェ豆は定休日でしたので、家具の配置や照明を変えてみました。なかなかシックな感じになりましたよ。照明全体を少し落として、テーブルどうしもできるだけ離すようにして、それから「セレクトショップまめや」も什器を追加して、しっかり物が置けるようにしました。こんな感じです↓

和華蘭カルタやその絵はがきをはじめ、このあいだ出たばっかりの長崎の季刊誌『樂』冬号も好評発売中です。ちなみにこの『樂』、数ページのデザインと文章を私も担当させていただいております。みなさま、『樂』はカフェ豆で買って読んでくださいね(笑)。