イベントのお知らせで〜す

FNSドキュメンタリー大賞グランプリ受賞作
「母の肖像〜アメリカ人ツヨシの戦後〜」の上映会と、
プロデューサー山本正興氏ご本人のトークショー

『敗戦後の昭和22年、長崎で日米混血児として生まれ、養護施設で育ったツヨシが12歳で渡米してから33年ぶりに帰国し、対面した母の姿は…。夫人とともに来日したマツモトツヨシ氏に密着取材し、大村子どもの家の訪問や、長崎大学で白骨標本となっている母親との再会などを追い、戦争で分断された母と子の愛情と、人と人の強い絆を描きました。』(テレビ長崎の紹介文より)
『戦後、長崎市で米軍兵士と日本人女性の子として生まれ、十二歳で国際養子縁組によって渡米した松本強さんの半生記。松本さんは、反日感情の強い米国で日本語を使うことも禁じられて育った。昨年、妻のナイナさんと共に三十三年ぶりに長崎を訪問し、母との[対面]を果たす。母はすでに十三年前にがんで亡くなり、遺体は長崎大学医学部に献身され、白骨標本として安置されていた。松本さんは渡米するまで養護施設で育った。古いアルバムで初めて見る母の姿。母は自分を捨てたのではなかったという証言。松本さんの数奇な運命をたどりながら、戦争が人々に担わせた重荷を浮き彫りにし、満場一致で大賞に選ばれた。』(朝日新聞より)
11月22日(土)19:00スタート。
参加費1000円(ワンドリンク付)です。
参加ご希望の方はどうかお早めに095-825-4455カフェ豆ちゃんまで予約のお電話をください。

山本正興氏プロフィール◎テレビ長崎編成局長・制作センター長。わが国を代表するドキュメンタリー番組製作者。放送文化基金賞、地方の時代映像祭グランプリ、児童福祉文化賞、世界映像祭アジア未来賞、FNSドキュメンタリー大賞グランプリなど数々の賞を受賞。代表的な作品として、戦後、進駐してきたアメリカ兵と日本人女性の間に生まれた主人公の心の軌跡を追った「母の肖像〜アメリカ人ツヨシの戦後〜」。
 
___________________________
 
明日は日曜日。カフェ豆は日曜祝日も普通にパスタランチをやっています。予約の電話1本でデザートにおケーキまでついてきますぞ。095-825-4455

またランチをオーダしていただいた方にはグラスワイン、グラスビール、ケーキの単品などを特別価格でオーダーできます。超リーズナブルカフェ豆パスタランチで日曜の午後はまったりと…。

___________________________
 
 
今日ご紹介する作品は『閉じられた翼』です。

『閉じられた翼』 御影石 \400,000
御影石を磨き上げた比較的大きな作品です。シャレではないですが、石が形を与えられ、まさに意思をもってたたずんでいるような美しい作品です。なるほど翼をもった生き物か何者かが旅の途中でそっと着地した様子にもうかがえます。美術作品というものは何がどうしたということも確かに重要なのですが、それよりも作者のイメージを乗り越えて意図しなかったようなものが出てきてこそ、その作品は光り輝くのだと思います。作家の意図の範囲内で右往左往している作品を見ることもありますが、やはり他人が見るに値する、つまり『作品』として成立するには作家の意図とさらにその向こうからやってくるものがあってこそだと思います。ですから作品のタイトルというものは、ある程度作品についての象徴的な言葉の断片ではあるのでしょうが、見る方はあまりそれに囚われる必要はないでしょう。何も考えずに作品を見るなんてことは不可能ですから、なにもそんなことに一生懸命になることはないですが、少なくとも芸術作品を鑑賞するというのは、こちら側がピュアな気持ちでないことには何も語りかけてきません。芸術作品に触れるということは、作家の世界を垣間見ると同時に、自分自身を振り返ることにもなります。すっとたたずむ石の塊を見て何を感じ、自分とのどういう関係性を見出すかが作品を見ることの醍醐味でもあります。