どうかよろしく

先週の金曜日に開催しました「松尾薫プレイズショパン」の様子です。
松尾薫さん、おつかれさまでした。まさに入魂のショパンでした。ありがとうございました。
写真撮影は薫さんのご主人である写真家の松尾順造さんです。
松尾薫さんのホームページに大きく出ています。
http://www.geocities.jp/pianopalette/play-chopin.html


現在開催中の「石川ハミ作品展」の石川ハミさん本人から、素敵な薔薇の花束が贈られました。

カナダ在住で薫さんの先生ピーター・クルピタさんにも来ていただき、演奏会のあとも
いっしょに楽しいひとときを過ごすことができました。
今回のコンサートはゆったりと聴いていただこうと、人数を20人に限定したのですが、
多少窮屈になっても多くの方に聴いていただくほうがカフェ豆らしいと思いました。
いろいろと経験していく中で、よりカフェ豆らしい場所にしていきたいと思います。
 
明日のランチはほうれんそうとソーセージのトマトソース。くるみパン。サラダ。コーヒー。電話予約でミニスムージーがついてきます。
それから、このあいだから始めました「カフェ豆スムージー」も好評です。もうすぐ6月だというのに、今年はなかなか暑くなりませんねえ〜。でも、冷たい飲み物が欲しい季節ではあります。カフェ豆スムージーをぱくぱく食べて、眉間をキンキンいわせてください(笑)。
 
今日はじめて気づいたのですが、抽出したてのエスプレッソをすぐにでかい氷をくぐらせて、急速に冷やします。冷えたらすぐに氷を取り出して薄まらないようにします。そうやって急冷したエスプレッソって、すっげ〜美味しいです。通常アメリカーノエスプレッソを4〜5倍に薄めます。それでドリップコーヒーと同じくらいの濃さになります。カフェ豆のアイスアメリカーノエスプレッソを氷水で2倍に薄めたものですので、かなり濃いのですが、豆がスペシャルティコーヒーなので嫌な苦みがまったくありません。で、今日つくったアイスエスプレッソはほとんど薄めずに冷たくしたものです。ドリップ式では出しようのない美味しさですね。すっきりしてコクがあって、冷たくてさわやかなコーヒー。なんといってもいつまでも続くさわやかな余韻が魅力です。
カフェ豆のコーヒーをブレンドしていただいているスッゲ〜先生は、いまホンジュラスでのカップオブエクセレンスの審査会を終えてヒューストンにいらっしゃいます。その前はミネアポリスアメリカップオブエクセレンスのカンファレンスに参加されていました。こんなにすごい方だとは知らずにお世話になっていた世間知らずのカフェ豆店主でした(笑)。豆のすごさにたよってばかりでなく、その凄さを最高に引き出せるカッピングができるよう、もっともっと勉強しなくてはと思います。文字通り五十の手習いですが、頑張りますっ!!
 
今月の初めに「長崎クリエイターズパーティ」を開催し、なかなかの反響がありました。カフェ豆にも老若問わずデザイナーの皆さんが出入りしてくれるようになりました。そして、そこからさらに新たな動きも出て来ています。来月、はやくもその関係の素敵なイベントができそうです。具体的には後日お知らせすることになるでしょう。長崎のクリエイターたちがお互いをいい意味で意識し刺激し合いながら、素敵なまちになるといいですね。
 

ただいま開催中の「石川ハミ作品展」。毎日いろんな方が作品を見にやってこられます。作品を見たときの様子もさまざまで、いつもと違うハミさんの作品に戸惑う方。黙って見入った後、感動で涙ぐむ方もおられました。作品は、その人によって様々な見方があり、もちろんそれはそれでいいわけです。何とも思わない人がいけないのでもなく、感動できる作品に出会えた人は幸せなのだと思います。今回の作品の中にはチベット曼荼羅ガンダーラ菩薩頭部も含まれます。それからシンギングボールというチベット仏教の世界で使用される楽器も展示してあります。瞑想を深く導くような不思議な音がします。興味のある方は、実際に鳴らしてもいいです。ブオ〜〜ンンンンとかゴワア〜〜ンンンといった音がつづくだけなのですが、夜ひとりで鳴らしているとほんとうに心が安らぐ音だと思います。ちょっとはまってます(笑)。小学校6年の私の息子もはまりました。「僕の方がお父さんより絶対上手いよ」と自慢げです。
 
今日は、9月の第一週に急遽決まったオランダの版画家の企画展の打ち合せをしました。9月にポルトガルとオランダと日本のアーチストが長崎で美術展を開催します。その美術展のひとつをカフェ豆のギャルリーコクトーで開催することになりました。オープニングの9月1日はカフェ豆にポルトガルとオランダと日本のアーチストがわんさかやって来そうです。楽しみです。
 
そんなわけで、カフェ豆にはアートやデザインや工芸や音楽や映画や演劇や、その他さまざまな動きと関わるようになってきました。もういくつ身体や頭があっても足りなくなるんじゃないかといった忙しさです。だからこそできるかぎり余計なことはせずに基本的な器をつくることに徹することを忘れないようにしたいと思っています。素敵な時間を過ごせるカフェをつくる。それだけでいいんだと思っています。そこから足を踏み外さないようにと思います。だから、美味しいコーヒーをつくれるようになることと、素敵な企画展をすることは、基本的に同じことだと思っています。そこに何か問題があるとしたら、全て自分の責任です。誰のせいでもなく、自分のしたことのすべてが自分にふりかかってくる。そう思っています。他人のせいにしたところで何も変わらないし、何も生まれない。たとえば世間一般の常識ではあきらかに「あの人のあの行ないが悪い」としても、その問題を被ることになってしまった自分が悪いのですから、自分を改める以外にない、またはそうした自分でなくなる努力をすべきなのだと思います。やったこともない何かをやろうとすれば、当然問題も出てきます。その問題は、自分が解決しなければならないからこそ問題として出てきているんだと思います。自分が完全でないのと同じように、他人に完全さを求める道理はありません。そんな不完全な世界の中で、すばらしい表現をつくりだしコミュニケーションをとろうとしている人と人とのつながりこそが大切なのではないでしょうか。カフェ豆はそうしたつながりの生まれる器であってほしいと願っていますし、そこに店主としてのよろこびがあります。みなさま、何かと行き届かないカフェ豆ではありますが、どうかよろしくお願いします。