ほんとに美味い豆は1週間

いま仕事場で飲んでいるコーヒーはコロンビアCOE1位と3位。今回わかったのは、豆は挽いていなくても1週間もすればかなり味が落ちるということ。落ちるというと語弊がある。けっして不味いわけではないから、こんな言い方はふさわしくないのかもしれないけど、届いたすぐのあの素晴らしい香りは今はない。ただグラインダーで挽くと、やはりうっとりするほど素晴らしい香りが部屋いっぱいに満ちてくる。焙煎してすぐのOCEのコーヒーの香りは、なんというかものすごいという表現がふさわしい。もうため息が出るほど。残念ながらそれが1週間ほどでなくなる。とんでもなく美味いコーヒーが普通に美味いコーヒーになってしまう。だけど決してまずいコーヒーにはならない。それは冷めても同じ。むしろ冷めた方が美味しい豆だってある。焙煎したての引き立てのCOEのトップは、やはり世界最高のコーヒーなんだろうなあ。まだその微妙な味の違いはわからない。ただ一般的なドリップコーヒーとはまったく違うことは確かだ。そしてマシンの調子とか、豆の分量とか、ミルクのあわ立ち具合とかで随分違ってくることもだんだんわかってきた。そしてやはり一番影響があるのは、飲むときの雰囲気だ。カフェ豆ちゃんはコーヒーの品評会場じゃないから、ある程度クオリティの高い豆であれば、あとは豆以外のところで店の魅力を引き出すことが大事だ。コーヒーの研究はひきつづきやることにして、別の要素にも目を向けてみよう。ということで、明日とあさっては由布院一の高級旅館の食事とカフェに行って勉強してきます。