タリーズコーヒー

あっちゃあ〜、スペシャルティコーヒーのチェーン店「タリーズコーヒー」がアミュの1階に今月オープンだって。
http://www.tullys.co.jp/
とうとうスペシャルティコーヒーが長崎に進出だよ。意外と早かったなあ。先を越されてしまったわけだけど、まあ、ああした大型店とは基本的に違う店を考えているから、なんともないというか、スペシャルティコーヒーの認知度が上がっていいとも思うけど、はたして大量販売でスペシャルティコーヒーが成り立つかどうかが問題だ。つまりコストとの関係で、どこまでスペシャルティコーヒーの質を保てるかが問題。1日に何百胚もこなさなければならないお店で、いちいち手のかかる一杯づつの手動抽出、そして決して安くもない豆がどこまで売れるかどうかということ。そして長崎のような地方で大量のニーズがあるのかどうかということ。もちろん大きな会社なのでマーケティングは万全なのだろうけど、他人事ながら心配(笑)。理屈からいうと同じシアトル系のスタバよりうまいということだけど、飲んでみないとわからんですなあ。楽しみ〜

しかし考えてみたら極北のカフェ豆ちゃんに対して、タリーズコーヒーは極南(こんな言葉があるかどうか知らないけど)に位置するといえる。安くて美味しくて、誰もが行けて、メニューもバラエティに富んでいて、多くの人で賑わうカフェ。静かで、メニューも限られていて、席の数も少なくて、あまり気軽とはいえない雰囲気。う〜ん、確かに同じスペシャルティコーヒーのお店とは言っても対照的だ。ま、比べること自体まちがいなんだけどね(笑)コーヒーそのものに関して言えば、スタバやタリーズのようなシアトル系ではなく、イタリアのバールのコーヒーをイメージしている。やはりアメリカよりヨーロッパでしょ。それも贅のかぎりをつくして没落した歴史をもつイタリアの粋と、侘び寂びを根底にもつ日本文化の粋を合わせて、来るべき未来の粋を空間に表現する。これがカフェ豆ちゃん(仮称)の目指すところだ。(大きく出たぞ〜)